埼玉県に住んでいるのならば、できるだけ埼玉車連が主催するレースを優先的に走りたい、というのは常々思っています。
まだまだコロナ禍が続いている中で、今年も川島クリテを開催していただきました。
いろいろと自分の中でトライしたいこともあり、確かめたいこともあり、レースを動かせていけたら……という気持ちで臨みました。
◆当日まで◆
昨年11月の加須TTから、また基礎からやり直す気持ちでベースの強化に取り組みました。
パワーゾーン的に言うとL2で延々と、実走できた場合はL3を目安に。
特にZwiftだとそうなのですが、しっかりとしたメニューをやると1度そこで気持ちが切れてしまうようで、その週の残りはグダグダと尻すぼみに乗るモチベーションが落ちてしまうことが多々あります。
それを防ぐためにも、適当にならず長時間回し続けられる強度で回すことを意識して、L2に取り組みました。
すぐに効果が実感できるわけではありませんが、昨年も寒い時期にしっかりとベースを鍛えたことによって、いざ高強度のメニューをしたときに一気に身についた感があったので、それを信じて淡々と乗り込みました。
クリテリウムでしたが、日が近くなってもインターバルなどは積極的にはやらず、数回やった程度。
でもそれのおかげで、新しい発見があったので、結果オーライかな、とも思います。
体調の方は問題なく……といけばよかったんですけど、前日から急に腰痛発症。
特に思い当たる節もなかったのですが、酷いようだったらDNSでいいかな、くらいの気持ちでいました、だって原因分からんし。
あまり腰がキツくなることって起こらないんですが、とりあえず起きてみてから考えよう、ということで22時に就寝。
◆当日◆
4:30起床、そこまで長いレースでもないので手軽にパンを食べて出発、腰はなんとか大丈夫そう。
1ヶ月前から取り組んだ減量は見事に失敗し、全く意味なく当日に。
CTLなどの数値もかなり低く、これだけ見たら、まぁうまくいくわけないよね、って感じ。
AM6:45会場着、少し早かったけど結局いつも時間が足りなくなるので、少し早いくらいがちょうどいい。
トイレに行ったりアップをしたり受付をしたり、でチームメイトも自走で到着。
そこまでバタバタもせず、用意はすんなりと進めることができました。
◆作戦◆
1周約3.3km、農道の中を90°曲がりながら進んでいくコース。
いや、まぁ、勝てないでしょう、エントリーリストを見ても自分の脚質的にも。
まずは安全第一に、特に今回は特別ルールで試走がなかったので、序盤は注意深く走ること。
キチンと安全に走れることを確認してから、周りに合わせず自分のタイミングで動く、アタックや単独逃げをしかけてレースを動かす。
前回のレースと言ってもTTだったので、ロードレース的要素は1年前の大磯クリテまで遡らなくてはならなくなるわけで。
どう見ても周りの方が実力者なのは分かりきっているので、それこそ自分がここだと思ったタイミングで仕掛ける、というのが今日の1番のテーマ。
勝てなくても、まずは挑戦することかな、って考えでした。
◆レーススタート◆
バイクの先導もなく、スタートラインからのリアルスタート。
最前列に並んでいたので、コースを確かめつつ……と走っていると、前のチームメイトと少し間が空いてしまったり。
すぐに後ろも追いついてきて集団に、そこまで速くないペース。
コーナーの立ち上がりは踏むけれども、そこはクリテリウムなので。
・2周目、寒さで指の感覚がなくなる。
アップして身体が温まって、いけるかな〜と思ってたんですけどね、ダメでしたね。
特にクリテリウムだと一瞬の変速やスピードコントロールを求められるので、これはちょっとまずいかな、と。
4周目終わるくらいになると寒さに慣れてきて指先も復活したのでよかったのですが、次からはグローブも気をつけなきゃダメだな、と感じさせられました。
・3周目、すぐ後ろで落車の音。
ホームストレートのスタート/フィニッシュラインを超えて、第1コーナーの手前が自転車半分ほど狭くなるのですが、そこから側溝に落ちてしまった様子。
自分のすぐ後ろだったので少し驚いたのですが、落車した方も大怪我ではなかったようです。
・4周目、特になし。
自分の悪い癖だと思うのですが、特にクリテリウムになると、レース後半にならないとスイッチが入らないというか、前半でかなりもったいない走り方をしてしまうんですよね。
今回は7周だったのですが、正直4周目までは「やべ、車間空いちゃった」となることが多々ありまして。
コーナーの立ち上がりで遅れたり、このくらいで走れば大丈夫だろ、と思いつつ全然前との距離を詰めれてなかったり。
前回の大磯のときもそうだったんですよね、レース中盤までは集団の最後方でインターバルが1番ツライ位置。
今回なんかは試走がなかったのもありますが、4周目まではコーナーの最中の穴とか、枯れ草の出具合とか、いろんなところを見ていた気がします、コースに慣れるのが遅い?
もちろん技量がないのが原因でもあるのですが、もっとラクできるのになぁ、と自分で思うことがあります。
・5周目、ようやく集中力が増してきて、集団の人数も少なくなってきた感じ。
ここいらで様子見てみるか、ということでアタック。
先頭でコーナーに侵入して立ち上がりでもう1回強めに踏む。
とまぁこんなことをして千切れていくような方々はこの時点で残っているわけないので、キレイに着いてこられる。
ただ、そこからバチバチになる雰囲気もなく、全体的に足を残したい感じも見受けられ、途中自分以外のアタックもかかったのですが、それもすぐに吸収され。
みんなスプリント狙いだったのかな、好都合。
・6周目、バックストレートからコーナーに入って立ち上がりのところでアタック。
逃げ切れるところまで、あわよくばゴールまで。
ゴールまでと思いつつ、恐らくどこかで捕まるので、できるだけ逃げれるところまで逃げる。
正直なところ、ただFTPとパワーの絶対値が高いだけの走りをすることしかできないので、埼玉車連の上級カテゴリーのレースで勝てるとは思っていないんですよね、そんなに甘くない。
だったら相手が誰だろうと、自分ができる走りをレース中にしよう、というのが今回のクリテリウムのテーマでした。
車間が空いちゃうのは、今自分のスキルが足りないから悪い部分。
繰り返しアタックして、あわよくば逃げ切ろうと試みるのは、いい部分。
とりあえずやってみるのが大切ですからね、結果を求めるのはまだ先のことなので。
やってみて、足りないところが分かって、そこを強化していければ、そのうちできるようになるはずですしね。
残り半周のところで捕まり、カウンターアタックがかからないのを見るに、スプリント勝負な雰囲気。
もう少し逃げたかったなぁと思いつつ、そこまでの脚もなく。
もう1回仕掛けてみても……とは頭の中にあったのですが、さすがに足がいっぱいいっぱいだったのと、残り距離も少なく前に出れず、最終コーナーへ。
集団最後尾でコーナーに入ってしまい、ヤバイと思ったときには立ち上がりで前方は踏み始めており、前に上がることもできず、そのままゴールしました。
最終的にはスプリントに参加もできずの7秒差、最後まで残った6人中6位でした。
◆終わってみて◆
怪我なく終えることができたこと、自分から動くことができたこと、この2点ができたのは合格点だと思います。
確かにアタックも逃げも結果的には成功とはなりませんでしたが、何もしないよりかはいい、というのも自分の中であります。
逃げたくても逃げることができなかったことも過去にはありましたので、これから精度を上げていきたいです。
また、思ったよりもインターバル能力が落ちていなかったことは予想外でした。
思い返してみると、毎週月曜日にインターバルをやっていたり、毎週水曜日にZwiftのクリテレースに出ていた時期もあったので、その貯金がまだあったのかな、とも思いますが、1年以上前の話なので、ハッキリとしたことは分からないですが……。
毎回のことながら、スキルのなさは悪い点です。
後半になるに連れて集中力が~なんて書きましたが、それを最初からしていれば、もっと脚も残せてもっと逃げれたかもしれません。
1つ1つのコーナーでの無駄な労力が、最終的に7秒差にまで広がったのだと思います。
脚を使う場面と温存する場面をもっと明確にして、ここぞという局面で最大限に力が発揮できるような走り方をしていきたいです。
最後になりますが、コロナ禍が収まらない中でも対策をしっかりと行いレースを開催してくださった埼玉車連の方々、運営の皆様、ありがとうございました。
とても楽しいレースでした、また来年よろしくお願い致します。
◆レースデータ◆
Time:37:05
Dis:23.3km
AV.Sp:37.8km/h
MAX.Sp:48.4km/h
AV.HR:165bpm
MAX.HR:178bpm
AV.Cad:94rpm
AV.Pw:277w
MAX.Pw:1,110w
NP:300w
EG:616KJ
【順位】
7位