2022.9/25「第12回まえばし赤城山ヒルクライム大会」
3年ぶりの開催、3年ぶりの赤城山。
前回参加した際に、地元の方々の温かい応援に感動し、必ず次回も参加しようと思ってから、3年も経ってしまいました。
個人的には、待ちに待った赤城山、モチベーションも十分で臨みました。
◆前日まで◆
ヒルクライムなので、とにかく減量第一。
適当な食生活をしていたせいで、体重も久々の75kg台に。
食生活を見直しつつ、ZwiftではベースやSSTなど、地足を鍛えるメニューにシフトし、長時間強度を出し続けられるように、耐えられるように。
よくよく考えたら、自分の1番の持ち味でもある部分なので、特に抵抗もなくすんなりとメニューをこなしていきました。
試走も一度行ったのですが、かなり散々なタイムにがっくり。
ただ、今思い返してみると、前日にかなり乗っていてダメージがあったので、だから踏めなかったのかな、とは思います。
3年ぶりに走ってみると、所々自分の記憶と違っていた部分もあったので、試走しておいてよかったです。
天気がもう少し整ってくれれば、もう一度くらいは試走しておきたかったな。
◆前日◆
前乗りして群馬で一泊。
減量の方はそこそこいい感じになったのではなかろうか、という程度。
ベスト体重は68kgだから一応それを目指していたわけですが、残念ながら70kgほどでストップ。
それでも5kg減は頑張ったかな、今後は増やし過ぎないようにしよう。
特にやることもなかったので、前日は21時過ぎに就寝。
◆作戦◆
作戦もなにも、全然考えていなかったのですが。
今回は第2グループというかなり速い方々と一緒のグループになったので、まぁ周りに合わせていこうかなと。
3年前のベストタイムを更新したい気持ちはあったものの、あれから肥えてしまったりモチベーションの低下があったり、さらには試走のボロボロ加減も追い打ちをかけ、正直自信なく。
周りに合わせはするけれど、周りに影響され過ぎて自分のペースは乱さないようにしようと、富士ヒルの失敗もあったので。
◆当日◆
ここから急激に画像が少なくなります。
4:15起床、用意をして5:00に出発。
駐車場から会場まで荷物を預けに行き、一度車まで戻って、再度会場に行くという2往復をアップ代わりにする作戦。
3年前も同じことをしていて、かなり調子が良かったので、今回もそうすることに。
そこでの会場との往復で、ブレーキに異変があることが発覚、すぐに修正。
スタートする前に気づけて良かった。
これで機材も身体も問題なし、第2グループは7:10スタート、いざ頂上へ!
◆レース前半◆
ほぼ最後尾からスタート。
スロースターターなので前の方からスタートしたとしても、結局気づいたら後ろの方になってしまうので、スタート位置は特に気にしていないのですが。
パレードランから上細井町の信号を超えて、計測地点を過ぎて、本格的にスタート。
序盤は全然勾配がキツくないのでスピードが出るのは分かっていたのですが、集団が大きいままで進んでいるので、予想以上にスピードが出ている。
前回こんなに速くなかったな……そうか、後ろの方のグループでのスタートだったからみんなゆっくりだったんだ。
ってことで気合を入れ直すと共にフロントをアウターに入れて、冷静に周りを見渡してみる。
まだスタートしてから1kmか2kmかの場面で、早くも予想以上にペースが速くて千切れていく人や、必死の形相で集団にしがみついている人がチラホラ。
……なんか嫌だなぁ、雰囲気が完全にロードレースになってる、必死に踏んでる中で集団走行に慣れていない人がいたら危ない。
ヒルクライムには出るけどロードレースやエンデューロには出ないって人はたくさんいるから、絶対どこかで落車があるだろうし、変な走り方している人には気をつけないと。
とか思っていたら前方で急ブレーキ、集団が詰まる、落車はなかったみたいだけど落車未遂。
やっぱりね〜と思いつつ「前と差が開いた!集団に追いつかないと!」と焦って強く踏んでいる方々の後ろにくっついて集団に戻らせてもらう。
ヒルクライムだからそんなに強く踏まなくても前とは離れてなかったし、まだ序盤だから足も使いたくなかったし、まだ慌てる時間じゃない。
で、少し走ったら今度は左前方で落車、数名が巻き込まれてストップしている。
スピード出ていようがいまいが、落車って痛いよな、怪我が軽度であることを願ってます。
さっきと同じように集団から遅れた分を取り戻そうと頑張って踏む人の後ろに入らせてもらって集団復帰、こういう走りができてたから冷静だったんだなぁと今更ながら思います。
畜産試験場の信号付近で少しペースが上がって、いよいよ本格的に始まるかな、という雰囲気に。
集団も縦に伸びて、ポツリポツリと中切れが発生し始める感じ。
そこからは勾配もキツくなり始めたので、フロントをインナーに入れて、苦しい場面は迷わずインナーロー走法。
ケイデンス高めマンなので、ギア1枚分軽くして走らないとダメなのです。
旧料金所を過ぎた辺りで前を見てみると、完全に集団はバラバラに。
ここからが本当のスタート、残り12km。
◆レース後半◆
自然とペースが合いそうな人で固まって、常に6人くらいのグループに。
そんな中、COW GUMMAの若い子(おそらく年下)が気合いの漢牽き。
なかなかいいペースで走っていたので、先頭交代もあまりできず、本人もそこまで交代を促さず。
途中で力尽きてしまったようでいなくなってしまいましたが、登りで集団を牽き連れて走る姿は素晴らしかったです。
その後を引き継ぐように、今度は少し高齢な方が集団の先頭へ。
途中でズルズルと落ちていってしまいましたが、年齢は関係なくチャレンジし続ける走りは感動モノでした。
そうやって集団が小さくなったり、乗車する人がいたりで人数を増減させながら走っていると、ふと1人がスルスルっと抜け出すようにペースアップ。
もうここからはそこまでドラフティングの影響もないだろうし、いいペーサーになるかな、とその人に一定距離を保つようにして着いていくことに。
自分的にいいペースで走っていると、後ろにピッタリとくっついている人が。
既に自分のペースで走ることに集中していたので、前を牽いて欲しいとか全く思ってなかったのですが、逆に1人だと心細いところもあったり「誰かを牽いている」という意識でペースを保てるので、いっそのことずっと後ろにいて欲しかったり思っていました。
時折後ろを確認していると、やっぱりずっと牽いてもらっていて申し訳ないと思ったのでしょうか「すいません、牽きますよ!」と声が。
いや、いい、そこにいてくれ。
とはさすがに失礼かな、とも思ったので「大丈夫だよ!ペース同じくらいだから一緒に行こう!」と声をかけて、ここからランデブーが始まりました。
つづら折りの区間に入り、曲がる際に後ろを確認すると、5人くらい引き連れて走っていた場面もあったのですが、少し走るとすぐ2人に。
なんだ、俺調子よかったんじゃん、気づくのが遅い。
残り3km「標高上がってきたからパワー出ないよ!焦らずペースでいこう!!」
残り2km「ここ我慢だよ、耐えるとこだよ!」
残り1km「維持見せようぜ!ラスト1km!!」
と、声をかけながら。
相手を励ましてるように見せかけて、自分に言い聞かせて。
1kmを切ったところで「ありがとうございます!たくさん牽いてもらって」と話かけてもらったので「こちらこそありがとう、一緒に走ってくれて!もう一気に行っちゃっていいよ!」と最後に話をして、彼はラストスパートという言葉がピッタリと当てはまるようなペースアップをして、ゴールまで駆け上がっていきました。
あぁ、あそこまで力残せてたなら、牽いてよかったな、そう思いながら後ろ姿を見送りました。
と、このまま力尽きるわけにもいかないので、ゴールまで残った力で少しづつパワーを上げていって、ギリギリで耐えて。
長いようで、あっという間だった時間が終わりを告げました。
公式記録、64分28秒での完走でした。
◆終わってみて◆
思うように調子が上がらなかったり、自分の走りができないと感じる事も多いのですが、こうやって自己ベストのタイムが出ると、達成感すごいですね。
前回よりも体重は絞りきれませんでしたが、次はもっと絞り込めば、もっといいタイムが出せるということの裏付けなわけで。
前回出たときも思いましたが、本当に地元の方々の応援が嬉しくて、キツイ中でも応援が聞こえると力が湧いてきます。
地元に根付き、暖かい、素晴らしい大会だと思います。
運営の方々、まだまだコロナ禍が続く中で、感染症対策を徹底して開催してくださり、ありがとうございました。
地元の皆様、暖かい声援、力になりました、ありがとうございました。
一緒に参加してくれたチームメイト、レース中一緒に走ってくれた見ず知らずの方、ありがとうございました。
また来年、出場します、よろしくお願いします。
◆レースデータ◆
Time:1:04:28
Dis:20.8km
AV.Sp:18.8km/h
MAX.Sp:34.1km/h
AV.HR:175bpm
MAX.HR:183bpm
AV.Cad:92rpm
AV.Pw:338w
MAX.Pw:541w
NP:342w
EG:1,310KJ
【順位】
21位(一般男子B・262人中)