前週のしろさとTT200に続いて2週連続のTTレース。
春の加須TTは毎年参加していて、今年は秋も開催されると知った瞬間に申し込むくらいにはモチベーションが高いレースの1つです。
新車も導入してやる気に溢れた状態だったのですが……。
◆しろさとTTからの1週間◆
2週連続レースなんていつぶりだろうと。
まず月曜日はフルレスト、当日は平気でも1晩寝て起きたら思ったよりダメージを受けていた、なんてことザラですからね。
火曜日は足の状態を確かめるためにもいつものSSTを、と思ったら2本目開始してすぐに終了。
思ったより疲労は残ってるらしい、けど回せる感覚はあったから調子は落ちてないっぽい?
水曜日はSST強度で10分を4本。
最近はこれをやると足の調子が上がってくるので、積極的に取り入れていております。
木曜日は用事があったのでフルレスト。
金曜日は身体を朝の時間帯に慣らす為に、早起きして朝練。
流行りのCarsonもどき、SST強度で5分レスト3分、を8本。
強化と言うよりかは調子を落とさないためにも、な感じで。
土曜日は前日なので実走を軽く、チームメイトが付き合ってくれました。
そこまで踏まずに40kmほど、これで当日までの調整は終わり。
◆当日◆
なんと数年ぶりの寝坊、AM5:30起床予定がAM5:50に。
そして明らかにお腹の調子がおかしい、身体が重い。
なんてこった、誰でも分かる絶不調だ……。
でもまぁここまで来て、少しくらい調子が悪いからと言ってDNSするような心持ちなわけもなく、AM7:00出発AM7:55着。
寝坊した時点であまりよろしくない1日になる予感はしてたので早め早めに用意を、珍しくゼッケンは1発でキレイにつけれました。
受付時の検温で38.0℃になったときはビビりましたが、結局受付前からアップをしていたことが原因で、他の箇所で計ったらキチンとした体温が表示されたので一安心。
早めに用意と言いつつ、気持ちが急いていたのかもしれませんね。
その後のアップも滞りなく終わり、AM10:02、第二出走だったので30秒後にスタート。
◆レース中◆
スタート直後はスピードに乗せる為に、ダンシングからペースを上げ気味にして、少しずつ一定に。
どうしてもアドレナリンのせいで踏んでしまいそうになるので、サイコンの数値と自分の感覚を照らし合わせながら。
予測どおり、往路はほんの少し北西の向かい風なので、だいたい42km/hほどで耐える走り、ケイデンスも95rpmを中心に。
スタートしてすぐに第一走者をパスしてからはストレスもなく折り返し地点へ、この時点では平均速度42.6km/h、ケイデンスは平均93rpm。
復路に入ってお尻中心に少し踏み気味にしていく、ラスト2kmからはギアを1段重くして低ケイデンスで踏む。
復路は平均速度46.0km/hの平均ケイデンス89rpm。
27分は切れなかったけど、公式タイムは27:04:32でゴール。
◆惜敗◆
そのままダウンを済ませて車に戻り、結果を見ると8秒差の3位。
その順位を見た瞬間の感覚は、なんとも形容しがたいものでした。
余裕で1位だろうとは全く思ってなかったですし、簡単に1位になれるとも思ってはいませんでしたが、8秒差で勝ちを逃した事実に、反省会と言う名の言い訳探しを頭の中で繰り返していました。
もっと踏めたんじゃないか、いいラインで走れたんじゃないか、体調が良ければ、もう少し睡眠時間が取れていれば、などなど、後の祭りです。
今までもそうでしたが、絶対に勝つ!と言ったように入れ込みすぎると、ほとんどいい結果にならないので、あまり気にしないように、全力を出しきれたら、くらいの気持ちでいたはずでした。
しかし、終わってからふと、あぁやっぱりこんなに勝ちたかったんだな、と我に返り、時間が経つに連れて客観的に考えられるようにもなっていきました。
◆本当の意味での反省会◆
起床時の体調不良は、少なからず影響はあったと思いますが、コンディションを整えられなかったことは、反省しなければいけない点です。
勝負をする上で、スタートラインに立つ前の段階で勝負に負けているようなものですから。
また、ペース配分的に、これでよかったのかと思う点もあります。
上の図はスタートからゴールまでのグラフになりますが、最大の心拍数が181bpmほどになっています。
過去の加須TTを振り返ると、185bpmほどまで上がっていることがほとんどであり、幾分か追い込み不足ではないかという気もします。
ただ、心拍数はそれこそその日のコンディションによって上下しますし、実際20分間の平均心拍数は過去3番目に高い数値でした。
速度も出力も大きく落ちている部分があるわけではないので、TTとしては一定ペースでいい走りができたのではないかと。
それ以上に心拍数の観点からの追い込み不足疑惑は、フォームの問題ではないかと思われます。
上2つの画像は、終盤に差し掛かりラスト数kmの地点で撮影していただいたものです、埼玉車連のFacebookよりお借りしました。
特に横からの画像だと分かるのですが、踏もうとして無理に重心が前に行き過ぎてしまい、体幹の力が抜け、上体も頭の位置も高く、非常に空力的によくないフォームになってしまっています。
UCIのTTバイクの規定により、BBからDHバー先端までの距離を守ろうとすると、肘の位置が身体と近くなってしまいペダリング時に膝と当たってしまうので、それを回避するためにもDHバーの位置を少し高めにせざるを得ません。
サドルを後方へと動かすと、臀筋と腰に無理な負担がかかり……ということの繰り返しで、今のポジションに決定するまでに約1ヶ月半ほどかかっています。
結論を言うと、まだまだ空力的にも出力的にも、よりよいフォームで走れるのではないか、ということです。
このフォームじゃ勝てない、というかカッコ悪い。
◆終わりに◆
悔しいです、単純に。
わざわざTTバイクを購入したのは、TTに真剣に取り組みたいと思ったからであって。
今までは体重が重くてFTPが高めだからTT頑張ろう、程度だったのですが、これからはもっと先を目指して追求していこう、と思った矢先でした。
簡単には勝てないとは思っていましたが、いい線いくんじゃないか、と思っていたことも事実です。
終わってみたら3位でしたし、なにより思ってた以上に自分のフォームがよくなくてガッカリしました。
これがスタートだと思って、さらに精進していこうと思います。
開催していただいた埼玉車連様、運営スタッフの方々、ありがとうございました。
次は春の、こいのぼりの時期に開催かと思いますが、次こそは、の気持ちで目指していきたいと思います。
◆レースデータ◆
Time:27:04:32
Dis:20km
AV.Sp:44.3km/h
MAX.Sp:47.9km/h
AV.HR:176bpm
MAX.HR:181bpm
AV.Cad:90rpm
AV.Pw:328w
MAX.Pw:648w
NP:329w
EG:534KJ
【順位】
3位(12人中)