Ken Murata のレースレポ

Instagramから避難させました、主にレースレポです

2023.6/4「富士の国やまなし 第19回Mt.富士ヒルクライム」

仲間に誘われて、2年ぶりに参加した富士ヒル

以前の賑わいも戻りつつ、昨年参加しなかった理由も思い出しつつ、自分なりに考えを整理しながら走ったイベントとなりました。

出力の値だったり、心拍数だったり、それ以外での自分の成長を感じながら書きました、2023年の富士ヒルのレースレポです。

 

◆加須TTから◆

富士ヒル本番が6月4日、加須TTが4月30日と1ヶ月ほどしかなく。

よかった点は、特にメニューを変えなくてよかったこと、FTP付近で長時間踏み続ける練習。

バイクは違うけどメニューは同じ、SSTや10分走

よくなかった点は、TTバイクとノーマルバイクの違いがあったことと、減量。

あまり器用な方ではないので、TTバイクとノーマルバイクは全く別の乗り物の感覚があり、それぞれを乗り続けてしまうと別の方に乗り換えた時に、慣れるまで少し時間がかかる。

TTはそこまで減量に意識は向けていなかったものの、日頃から体重キープをしている人間ではないので、やっぱり減量はしないといけないわけで。

加須TT当日はこんな感じ、4月30日時点

ベスト体重は68kg、5月に入る時点では73kg、1ヶ月で5kgの減量は現実的ではないので、とりあえずできるところまで減量してみる。

 

◆前日まで◆

無理な食事制限で体重を落とすと筋肉とパワーも落ちる、というのはよく言われることで。

ただ、筋肉がどうとかパワーがどうとか脂肪だけ落とすとか考えるのもめんどくさいので、練習メニューの強度を維持したまま体重だけ落とせば、それは結果的に速くなっているのでは? という考えのもと、本格的な減量開始。

タンパク質ばかりに意識が偏りすぎると逆に体重が落ちなかったので、タンパク質も摂りすぎないようにして脂質は抑えて、炭水化物は摂らなすぎないように、バランスを意識。

練習メニューは踏み続けるだけでも飽きてしまうので、Zwiftで山岳が走れる少し長めのコースをフリーライドしたり、山岳は一定ペースで。

登りでは一定ペース、平坦は弱強度にして、下りは休憩

徐々に体重は落ちてきたものの、調子が上がってきている感覚があまりない。

仕事の関係でバタバタしていて、急遽行けた試走でもそこまでタイムがよくない、体感的に減量も調整も1ヶ月遅れ。

密かにゴールドを狙っていたものの、仕方ない、目標変更。

もちろん自分のできる限りの力は出し切るつもりで、それでいて結果は後から見直す。

ゴールド取れたらもちろんオッケー、取れなくてもオッケー、頑張ることが1番。

2年前、盲目的にゴールドを求めて、結果体調を崩してリタイアしたときのこと、そして走りながら感じたことを思い出して、「できる限りのこと」をする、ということをしっかり念頭に置き直しました。

起床時心拍数は落ちてきていたので、調子は上がってきていた、はず

 

◆前日◆

チームメイトと2人で参戦予定で、チームメイトは前日どうしても抜けられない用事があったため、チームメイトの家に寄って荷物を全て受け取って会場に向かい、チームメイトの分まで前日受付をする作戦。

が、予想外すぎるアクシデント。

在住している埼玉県川口市から、チームメイトが住んでいる東京都荒川区まで向かう際に、外環道から首都高川口線を通る予定が、全く車が動かない渋滞。

本当に1時間で車数台分しか動かない。

どうやら川口ジャンクションから東北道浦和料金所の間で火災事故があったらしく、高速道路が通行止めとなり、3つの大きな道路から集められた車が全て122号線に集約されて身動きが取れなくなったらしい。

必死の思いで脇道に逃げ、予定より2時間遅れてチームメイトから荷物を受け取り富士山へ。

さらにいつものように中央道は渋滞し、河口湖で降りる際に富士ヒル渋滞に捕まり、富士山パーキングから会場に向かう際も2人分の荷物があるので自転車移動ができず……。

前日の台風の影響はほぼなかったにも関わらず、移動でとんでもなく疲労するはめに。

受付が済んだらエキスポも見ずにそそくさと夕食へ。

当日の起床時間と食事時間とスタート時間を考えると、17時くらいには夕食を済ませたい、と思いつつ移動に時間がかかってしまい、17:40ごろの夕食に。

レース前日の験担ぎでステーキ、と無駄ポテト

当日の朝食は既に購入済みだったので、水分だけ足りなくならないようにして宿泊先へ。

今回、若干宿戦争に乗り遅れた感はあったのですが、いい宿を確保できて満足。

河口湖のほとり

前日までにゼッケンをもらえると、ゼッケン付け下手くそ部にとっては大変助かります

21時就寝、22:20ごろチームメイトが宿に到着。

当日の時間の最終確認をして再度就寝。

 

◆当日◆

3:40起き、朝食は談合坂SAで買っておいたパン。

パンを食べたのが数週間ぶり、カフェイン断ちからコーヒーを飲んだのも数日ぶり。

直前、69kgまでは落ちました、恐らく当日は70kgほど

用意をして5:00出発、5:25ごろ富士急ハイランド駐車場に到着。

虫が多かった

今回は悩んだ末にアップ用のローラーを持ってこないで、会場までの移動でアップになるでしょう作戦。

結果成功。

日中との気温差が激しく、朝方は寒かった、日が出始めてからは問題なし。

別行動をしていたチームメイトを探すも見つけられず、そういえばスタートのウェーブも聞いてなかった。

そんなこんなで主催者選抜クラスがスタートとなり、第3ウェーブだったので横にはみ出ていた最後尾に並ぶ。

特に遅延もなく、第3ウェーブがスタート。

計測地点までは渋滞もありかなりゆっくり、インナーローでもいいのでしっかり脚は回しておく。

いいトレインを見つけられたらラッキーだなぁと思いつつ、計測開始地点が近づき、サイコンのボタンを押して、リアルスタート。

いつもの構成、約7.2kg

 

◆レース中◆

アドレナリンが出ることを考慮して、試走よりかは出力高めで、ケイデンスを意識してレースに入っていく。

既に標高は高いので、心拍数はそこまでアテにせず。

料金所を過ぎてすぐにいい感じの集団にジョイン、8人くらい、そこまで上げる人もグダる人もいなかったので、そのまま一定ペースで。

1合目通過時点で想定よりも約50秒先行、いいペース。

自身の調子は良さそう、キツくないわけではないけれどもペースを保ててる、キチンと先頭交代をしつつ進む。

2合目の手前で中切れが発生、前から3番目の人が千切れる。

誰かが埋めるかと思いきや、結構他の方々はいっぱいいっぱいだったらしく、誰も埋めれそうにない。

「中埋めます!」の声出しをして、間から前へ、前の2人に追いついて後ろを見ると誰も来ていなかったので3人に。

2人に声かけして3人で回していく意思確認をして進む、と思いきや、2人のうち1人も即千切れ。

残った1人は明らかに脚力が違ったらしく、かなりのペースを刻んでいたのでお見送り。

ということで2合目付近で完全にトレイン崩壊、この時点では約2分先行。

すぐに後ろからいいペースで走るトレインが来たので後ろに入らせてもらう。

ここからしばらくはそのまま走る、雲の中に入ったりサングラスが曇ったりしてきたので4合目が近いことを感じる。

4合目の手前で大きめの集団が来たので乗り換え、勾配も緩くなり脚力がそろっていたらしくキレイに先頭交代しながら平坦区間へ。

サイコンを見る、想定よりも30秒遅れ、いろいろと察する。

平坦区間に入る直前にダンシングで少し前に出て、フロントをアウターに入れて加速。

恐らく10人ほどの平坦トレイン、で先頭牽き。

速度が乗ってきたところで先頭交代要請、拒否される。

もう少し走って再び交代要請、拒否される。

いや、ここはちゃっちゃと交代した方が速いでしょ……と思いながら3度目の要請でなんとか交代してもらう。

そんなことをしていて速度があまり上がらなかった、もっと早く交代してくれれば数秒は稼げたと思うのだが。

最後の坂、明らかに踏める人間と踏めない人間に差が出ていたので、大外からダンシングで一気に先頭へ。

平坦ではもう先頭交代できなかったのかな、と思いつつ、あとはそのまま踏んでゴールまで。

公式タイムは65分11秒。

公式タイム65分11秒、手元計測65分14秒

◆ゴール後◆

ゴールド取れなかったか、まぁおっけー!

が1番最初に思ったこと。

調整もうまくいかず、体重もベストまで2kg届かず、な状態でゴールドに11秒届かなかったのではなく、ゴールドまで11秒までのところまで迫った、という気持ちでした。

悔しさよりも、目標だった自分が今出せる力を出し切った上での結果だったので、とても晴れやかでした。

山頂預け荷物にサブのスマホを入れていたのでゴール直後の撮影も可能に

チームメイトとは出走ウェーブに差があったので、特に待つこともなく着替えて下山。

ところどころ路面が濡れていたので、その部分は特に慎重に。

ゴール直後

車まで戻り着替えて、まではよかったものの、チームメイトが戻ってこない。

後から聞いた話によると下山でパンクしてしまったらしく、別行動で参加していた他のチームメイトたちと一緒に行動していたとのこと。

落車や怪我がなくてよかった、時間はかかったがなんとか戻ってこれたので、着替えて帰路へ。

谷村のPAで昼食、今までの移動が嘘だったかのように渋滞なしでスムーズに帰宅。

 

◆終わってみて◆

しっかりと自分が今できることを考えて、目標を設定し直し、好成績に繋がったことはとてもよかったと思います。

ゴールドに固執していたら落胆ぶりも大きなものだったとは思いますが、できることをできる限りやる、という基本的な部分を徹底できたのは、自分の成長を感じました。

今年に入ってからの減量グラフ、もう少し絞りたかった

2合目まではいいペース、しかしラストの平坦の時点で30秒遅れで結果11秒遅れ、ということは、2〜4合目までが結構遅かった?

ただ、パワーは出ていたしそこまで遅くも感じなかったので、単純に走りの下手さが露呈した形になった気が……。

なんにせよ、あと1kg軽かったら、確実に11秒くらいなら詰めれていたでしょう、それができなかったのだから仕方ない。

やっぱり落ち込むというよりかは、ここまで走れてゴールド届かなかったんだから仕方ないね、という気持ち。

ひとまず今は少しだけ休んで、9月の赤城山ヒルクライムに向けてまた走ります。

また来年参加するかは現段階では全く考えていませんが、そのときはあと11秒まくっていければと思います。

今回も運営いただいたスタッフの方々、ありがとうございました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

◆レースデータ◆

Time:1:05:11

Dis:24km

AV.Sp:21.9km/h

MAX.Sp:41.3km/h

AV.HR:173bpm

MAX.HR:180bpm

AV.Cad:90rpm

AV.Pw:338w

MAX.Pw:674w

NP:342w

EG:1,324KJ

 

【順位】

年代別

35位(715人中)

 

2023.4/30「加須こいのぼり杯 第18回タイムトライアル・ロードレース大会」16-39歳部門

1年で1番気合いが入ってると言っても過言ではない加須TT。

ビギナーから年代別にカテゴリを変更してから2年、ずっと勝ちたいと思ってきました。

雨の中のTTとなったレースレポです。

 

◆前回のしろさとTTから◆

3月中旬にしろさとTTがあり、4月下旬に今回の加須TT、6月頭に富士ヒルと、だいたい1ヶ月ちょっとのスパンでレースが続いており、どれも長時間耐えるタイプではあるので、特にメニューは変えず。

10分走とSSTばかり

ポジションも特に変更なしでいくことに。

途中でサドルの高さを変えたくなりつつもあまり時間がなかったこともあり、そのままで。

トラブルもあり、使わないので、フロントディレイラーなし

そして前日は久々の験担ぎ

◆当日◆

6時起床、7時出発、8時到着。

当日の体重とCTL等々はこんな感じ

数日前までは暴風雨予報、当日は路面ウェットであるものの降雨なし、たまに小雨、風も強くなし。

なんとか持ちこたえてくれた天気

受付からスタートまで時間がなかったので急いでアップ、調子は可もなく不可もなくといったところ。

慌てて準備してスタート地点には出走1分前に到着、落ち着く時間はなかったけれど勢いで行けたので結果オーライ、スタート。

バタバタしててアップ中の画像なし

◆レース中◆

路面ウェットなのは分かっていたので、異物でパンクしないようにラインに気をつけて走っていく。

天気予報では南風のはずが、実際に走ってみると北風、思った以上に速度が出ない。

全員同じコンディションのはずなので、焦らずに踏まずにペースで走る。

往路が向かい風ということは復路は追い風で速度が出せるはずなので、そこで踏める足は残しておきたい、ということでケイデンス高め走法。

ケイデンス100を目安に身体のブレに注意して回す Photo:井上和隆 様

距離は半分だけど恐らく時間的に半分以上経過しているはずの折り返しをターンして追い風区間へ。

予想よりも復路は風が強くなく、思ったよりも速度が出ない。

毎回13~16km付近が1番苦しく、振り返るとパワーの維持も難しくなってきたりする場面ではあるけれど、もう毎回のことなのであまり気にしない。

Photo:井上和隆 様

この辺りでバイザーが曇ってよく見えなくなったので、少し手間でも外してよかったかもしれない。

パワーの出は変わらなくても、視覚から来るストレスは確実に減っただだろうし。

17kmからは盛り返してゴールまで、公式記録は27:51:44。

Photo:埼玉県自転車競技連盟 様

◆結果、振り返り◆

結果は見事に優勝、2年間追い求めていた加須での年代別優勝がようやく手に入った。

表彰状&盾

が、嬉しい気持ちと同時に反省点も多々あり。

密かに目標としていた27分切りから大幅に遅れてしまったこと。

原因は明確で、空力を意識してフォームとポジションを変えるばかりに、パワーが出せなくなってきている。

そこまで悪くないけど、改善の余地はたくさんあるはず Photo:井上和隆 様

TTバイクを購入してから初めての加須TTは、今から見るとあまりよくないフォームだったが、1番パワーが出せていた。

心拍数はほぼ変わっていないので、単純に身体的にキツいフォームになってしまっていたということ。

パワーが出なければ、速度も出ない。

そして今回の加須TTは実業団や他レースと日程が被っていたこともあり、直近の優勝者などの有力者が未出走だった。

公式リザルト

表彰式があることを知らず着替えてしまって表彰式

走り終わってから風が難しいレースだった、と感じはしたが、実際のところ他のクラスリザルトを見るとそこまで風の影響はなかったらしく。

本音を言うと、今回の優勝は、単なるラッキーだったと思う、このままでは次は勝てない。

窮屈になってしまったフォームの見直しをメインに、次回開催に向けてトレーニングを積んでいきたい。

最後になりますが、開催していただいた関係者の方々、写真撮影をしていただいた方々、ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。

 

◆レースデータ◆

Time:27:51:44

Dis:20km

AV.Sp:42.97km/h

MAX.Sp:49.9km/h

AV.HR:178bpm

MAX.HR:181bpm

AV.Cad:93rpm

AV.Pw:322w

MAX.Pw:589w

NP:323w

EG:540KJ

 

【順位】

1位(10人中)

2023.3/19「第5回しろさとTT200」50km部門

自分の中で現状の確認とモチベーション維持のために、できるだけ参加する心持ちのしろさとTT。

毎回細かい部分をアップデートさせて臨んではいるので、小さい発見や積み重ねを実感できるのがいいところです。

今シーズン初のレースとなった結果はいかに。

 

 

◆今回の意気込み◆

今年の上半期の目標は加須TTと富士ヒル、ということで自分の中での重要度はそんなに高くはないけれども出るならベストを狙いたい。

ということで、そこまで減量はせず調子を落とさず一旦しろさとTTに向けての調整を開始。

冬場からはベースをじっくり、できればZwiftでも1時間以上は乗るように。

先々の加須TTや富士ヒルにもつながるので、高強度のトレーニングを行うための土台作り。

じっくりとベース作り
本番が近くなってきたら10分走

 

◆本番前〜スタートまで◆

一応富士ヒルまでを見据えているので、食事内容を少しずつ見直し、前回より体重は微減、機材は変わりなし。

前回は75kgオーバーだったので、そこからは微減

変えたと言えば、DHバーの高さを5mm低くして、それに伴って握り方を少し変えたくらい。

当日は4:30起きで5:30出発、会場到着が確か7:10。

毎回思うけど、アップ開始のタイミングが難しい。

そんなに時間がないのではと思いつつ今回もアップ開始の時間が早すぎた気がする。

アップの風景、今回はのんびりと

途中でトイレに行って中断もありつつ、ゆっくり長めにアップ30分。

着替えて用意してスタートへ。

今回からはゼッケンではなく、ナンバーシールとヘルメットシール

もう慣れた雰囲気でスタート、1周はパレード走。

一応路面チェックもしながらだけど、特に危ない箇所もなく、前日の雨の影響もなさそう。

スタート地点に戻ってきてリアルスタート。

いつもの構成、8.7kg

 

◆レース中◆

TTはいつも最初突っ込み気味で、徐々にペースを整えていくので、そのつもりで組み立てる。

2周目まではかなり好調、そこそこのペースで走っている、と、24km付近でアクシデント、右ふくらはぎが攣る。

さらに30km付近で腹痛発生、どちらも我慢して走り続けるも明らかにペースダウン。

なんとか耐えつつ、ラストに向けて再度ペースを上げつつゴール。

各ラップデータ、24kmを過ぎたあたりからゆるやかにペースダウン

3周目くらいまでは理想的、4周目で少し落ちた感覚があったので
持ち直そうと思ったら足攣り

◆振り返り◆

最終的に、1:10:37、122人出走で全体9位、年代別では2位。

記録証

そして順位表

 

ベストタイムは出たとは言え、見事に順位落ち。

確かに途中でふくらはぎが攣ったり腹痛が出たりはあったけれど、それがなかったとしてペースを落とさずに走り続けられたかというと、謎な部分でもあり。

やっぱり、1周のタイムで8分台が出ちゃいけないな、という感覚。

前回と比べると30人ほど出走者が増えていて、それでいて順位が落ちるということは、単純に前回は分母というか人数が少なかったから順位が良かっただけということで。

人数が増えて順位が落ちるのは弱い証拠、ということを念頭に置いて、今後もトレーニングを積んでいこうと思います。

 

城里タイムトライアル実行委員会の皆様、運営の皆様、ありがとうございました。

また次回、よろしくお願いします。

最後になりますが、ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

◆レースデータ◆

Time:1:10:37

Dis:51km

AV.Sp:43.4km/h

MAX.Sp:53.6km/h

AV.HR:171bpm

MAX.HR:175bpm

AV.Cad:88rpm

AV.Pw:297w

MAX.Pw:495w

NP:298w

EG:1,261KJ

 

【順位】

総合9位(122人出走)

2022.11/6「第4回しろさとTT200」50km部門

秋のTTシーズン到来、ということで定期参加となったしろさとTTです。

TTシーズン到来とか言いましたが、残念ながら1番の目標としていた加須TT(秋)はなんと会場都合により中止に……。

結構凹みましたが、気を取り直して挑んだ3回目のしろさとTT、レースレポでございます。

 

◆本番までにやったこと◆

いつもどおりですね、SSTFTPでの10分走など、ベースというか地足作り。

後半は根性練習

あとは今まで残しておいたコラムをカットしたり、DHバーを握る時の手首の角度を見直したり。

TTバイクに乗り始めてから1年以上経過しましたが、ようやく身体がTTバイクに慣れてきた気がします。

ステムも恐らく今後替えないと思うので、ぺったりツライチ

DHバーの握り方を変えたことによって、腕全体が内側に絞られるようになり、連動して肩甲骨を寄せて頭を下げやすくなりました。

これまでだと頭を下げている時と前を向いた時の頭の頂点の位置にそこそこな差がでてきてしまっていたのですが、その差も少なくなり。

さらに頭と腕の間から胴体に入ってくる風も少なくすることができるようになりました。

恐らく今回はこのフォームの変更がかなり大きかったのではないかと思っています。

 

◆作戦◆

特になし、今までと一緒。

もう3回目なので、コースも分かってますし。

いつもの公式から拝借画像

赤い部分がちょっと登り、青い部分がちょっと下り。

TTバイクの特性上、できるだけダンシングは使わない方がいいのは分かっているんですが、腕や肩がキツくなってきていたり、1番は股ずれが起きてきているとダンシングせざるを得なくなるかなと。

そこは股の状態を見て、うまくやっていこうと思います。

恐らくパワーは290〜300Wの間になるのではと予想。

あとはせっかくフォームを見直したわけなので、ツラくてもフォームは意識すること。

 

◆当日◆

4:15起床、眠い。

調整自体はそこそこうまくいき、キチンと疲労も抜けていて、休みすぎてグダッてもおらず。

れーすいずとぅでー

加須TT(秋)の中止が発表されて1度緊張の糸が切れてしまい、減量というか体重調整はまったく崩れてしまったわけで。

見事に過去最高体重での挑戦となりました。

TTだったらからセーフだったか……?

75Kg台とかめっちゃ久々

今こうやって記事を書いていて、前日の験担ぎのステーキを食べ忘れたことに気がつきました、やっぱりアレそんなに意味ないな。

少し水分を多めに摂っていたので、会場に向かい途中で何回もトイレストップ、そして車の外気温計は6度……。

さすがにジャージだけだと寒かった。

7:00すぎに会場に到着、すぐに受付をして、この間もこまめにトイレに行って。

意気込んでパパッと準備を済ませていざアップ!

と思ったら時間が早すぎたため少しのんびりタイム、見返してみたら前回より30分くらい早く動いていたようで。

アップ模様

だいたいウォーミングアップは20分。

超軽いギアで3分ボケーっと回して、1つ重くしてまたボケーっと回して。

そこからパワーとケイデンスを見ながら徐々に上げていって、ラスト2分耐えて2分ダウンして終わり。

あとは走るだけ。

ゼッケン付けヨシ!

◆レース中◆

最初の1周はカウントされないのでパレードラン的に。

少しDHバーを握ったりもするのですが、なんか風が予想より吹いていない。

というよりも、どの区間も追い風に感じる。

そんなことはあるはずないんですけどね、気分的なものだったとしてもいい傾向。

1周終わったところからカウント開始、残り9周。

いつものセッティング、8.7Kg

序盤はやっぱり少し突っ込み気味、そこから徐々に落としていってペースを作って。

調子は良くもなく悪くもなく、いたって普通、だけど少しいつもよりスピードが出ている感覚。

フォームが良くなったからかな、体重は重いけどいつもと出ているパワーは同じくらいだし。

特にアクシデントもなく淡々と走り、徐々に股も傷んでいき。

5,6周目あたりで少し集中力が抜けてしまい、ちょっとまずいってことで気合を入れ直す、幸いにもまだ足は残っていたので。

周回ごとのパワーとグラフはこちら

残り3周から徐々に、残り2周、残り1周と右肩上がりにパワーと速度を上げていく。
特に危ない場面もなく、アクシデントもなく、51Kmゴールしました。

公式タイムは1時間10分45秒。

 

◆終わってみて◆

前回が1時間12分19秒、前々回が1時間11分29秒、ということで見事自己ベスト更新!

記録証

 

順位表


体重は今までで1番重く、パワー的には今までとほぼ変わりないのですが、やっぱりフォームを変えたことが如実に結果として現れた形になりました。

少しDHバーの握り方を変えただけなのですが、ここまでの差があると、やっぱりTTって奥が深いと感じます。

フォームもポジションも自分で納得できる形になりつつあるので、あとは地道にパワーを上げていって、次回も自己ベストを出せるように頑張りたいと思います。

城里タイムトライアル実行委員会の皆様、運営の皆様、ありがとうございました。

また次回、よろしくお願いします。

また、ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

◆レースデータ◆

Time:1:10:45

Dis:51km

AV.Sp:43.25km/h

MAX.Sp:52.5km/h

AV.HR:169bpm

MAX.HR:177bpm

AV.Cad:90rpm

AV.Pw:290w

MAX.Pw:525w

NP:291w

EG:1,234KJ

 

【順位】

総合5位(94人出走)

 

2022.9/25「第12回まえばし赤城山ヒルクライム大会」

3年ぶりの開催、3年ぶりの赤城山

前回参加した際に、地元の方々の温かい応援に感動し、必ず次回も参加しようと思ってから、3年も経ってしまいました。

個人的には、待ちに待った赤城山、モチベーションも十分で臨みました。

 

◆前日まで◆

ヒルクライムなので、とにかく減量第一。

適当な食生活をしていたせいで、体重も久々の75kg台に。

さすがに服が小さく感じる

食生活を見直しつつ、ZwiftではベースやSSTなど、地足を鍛えるメニューにシフトし、長時間強度を出し続けられるように、耐えられるように。

よくよく考えたら、自分の1番の持ち味でもある部分なので、特に抵抗もなくすんなりとメニューをこなしていきました。

低強度でじっくりだったり、テンポ走やSSTFTP強化

試走も一度行ったのですが、かなり散々なタイムにがっくり。

ただ、今思い返してみると、前日にかなり乗っていてダメージがあったので、だから踏めなかったのかな、とは思います。

3年ぶりに走ってみると、所々自分の記憶と違っていた部分もあったので、試走しておいてよかったです。

天気がもう少し整ってくれれば、もう一度くらいは試走しておきたかったな。

試走の際は喫茶ジローさんでランチを!

◆前日◆

前乗りして群馬で一泊。

レース前日の験担ぎでステーキ

これは特に験担ぎとかじゃないけど食べたくて食べたハンバーグパスタ

減量の方はそこそこいい感じになったのではなかろうか、という程度。

ベスト体重は68kgだから一応それを目指していたわけですが、残念ながら70kgほどでストップ。

それでも5kg減は頑張ったかな、今後は増やし過ぎないようにしよう。

約2ヶ月で-5kgは頑張ったと思う

特にやることもなかったので、前日は21時過ぎに就寝。

 

◆作戦◆

作戦もなにも、全然考えていなかったのですが。

今回は第2グループというかなり速い方々と一緒のグループになったので、まぁ周りに合わせていこうかなと。

3年前のベストタイムを更新したい気持ちはあったものの、あれから肥えてしまったりモチベーションの低下があったり、さらには試走のボロボロ加減も追い打ちをかけ、正直自信なく。

周りに合わせはするけれど、周りに影響され過ぎて自分のペースは乱さないようにしようと、富士ヒルの失敗もあったので。

ゼッケン159

マシンはOK、いつもどおりの7.2kg

今回から諸事情によりチェーンルブをガリウムに変更
結論から言うと、結構良かったです、Hill Climb 100

◆当日◆

ここから急激に画像が少なくなります。

4:15起床、用意をして5:00に出発。

駐車場から会場まで荷物を預けに行き、一度車まで戻って、再度会場に行くという2往復をアップ代わりにする作戦。

3年前も同じことをしていて、かなり調子が良かったので、今回もそうすることに。

そこでの会場との往復で、ブレーキに異変があることが発覚、すぐに修正。

スタートする前に気づけて良かった。

これで機材も身体も問題なし、第2グループは7:10スタート、いざ頂上へ!

ここを目指して

◆レース前半◆

ほぼ最後尾からスタート。

スロースターターなので前の方からスタートしたとしても、結局気づいたら後ろの方になってしまうので、スタート位置は特に気にしていないのですが。

パレードランから上細井町の信号を超えて、計測地点を過ぎて、本格的にスタート。

序盤は全然勾配がキツくないのでスピードが出るのは分かっていたのですが、集団が大きいままで進んでいるので、予想以上にスピードが出ている。

前回こんなに速くなかったな……そうか、後ろの方のグループでのスタートだったからみんなゆっくりだったんだ。

ってことで気合を入れ直すと共にフロントをアウターに入れて、冷静に周りを見渡してみる。

まだスタートしてから1kmか2kmかの場面で、早くも予想以上にペースが速くて千切れていく人や、必死の形相で集団にしがみついている人がチラホラ。

……なんか嫌だなぁ、雰囲気が完全にロードレースになってる、必死に踏んでる中で集団走行に慣れていない人がいたら危ない。

ヒルクライムには出るけどロードレースやエンデューロには出ないって人はたくさんいるから、絶対どこかで落車があるだろうし、変な走り方している人には気をつけないと。

とか思っていたら前方で急ブレーキ、集団が詰まる、落車はなかったみたいだけど落車未遂。

やっぱりね〜と思いつつ「前と差が開いた!集団に追いつかないと!」と焦って強く踏んでいる方々の後ろにくっついて集団に戻らせてもらう。

ヒルクライムだからそんなに強く踏まなくても前とは離れてなかったし、まだ序盤だから足も使いたくなかったし、まだ慌てる時間じゃない。

で、少し走ったら今度は左前方で落車、数名が巻き込まれてストップしている。

スピード出ていようがいまいが、落車って痛いよな、怪我が軽度であることを願ってます。

さっきと同じように集団から遅れた分を取り戻そうと頑張って踏む人の後ろに入らせてもらって集団復帰、こういう走りができてたから冷静だったんだなぁと今更ながら思います。

畜産試験場の信号付近で少しペースが上がって、いよいよ本格的に始まるかな、という雰囲気に。

集団も縦に伸びて、ポツリポツリと中切れが発生し始める感じ。

そこからは勾配もキツくなり始めたので、フロントをインナーに入れて、苦しい場面は迷わずインナーロー走法。

ケイデンス高めマンなので、ギア1枚分軽くして走らないとダメなのです。

旧料金所を過ぎた辺りで前を見てみると、完全に集団はバラバラに。

ここからが本当のスタート、残り12km。

公式より画像拝借、勾配がキツくなって本格的にヒルクライム開始

◆レース後半◆

自然とペースが合いそうな人で固まって、常に6人くらいのグループに。

そんな中、COW GUMMAの若い子(おそらく年下)が気合いの漢牽き。

なかなかいいペースで走っていたので、先頭交代もあまりできず、本人もそこまで交代を促さず。

途中で力尽きてしまったようでいなくなってしまいましたが、登りで集団を牽き連れて走る姿は素晴らしかったです。

その後を引き継ぐように、今度は少し高齢な方が集団の先頭へ。

途中でズルズルと落ちていってしまいましたが、年齢は関係なくチャレンジし続ける走りは感動モノでした。

そうやって集団が小さくなったり、乗車する人がいたりで人数を増減させながら走っていると、ふと1人がスルスルっと抜け出すようにペースアップ。

もうここからはそこまでドラフティングの影響もないだろうし、いいペーサーになるかな、とその人に一定距離を保つようにして着いていくことに。

自分的にいいペースで走っていると、後ろにピッタリとくっついている人が。

既に自分のペースで走ることに集中していたので、前を牽いて欲しいとか全く思ってなかったのですが、逆に1人だと心細いところもあったり「誰かを牽いている」という意識でペースを保てるので、いっそのことずっと後ろにいて欲しかったり思っていました。

時折後ろを確認していると、やっぱりずっと牽いてもらっていて申し訳ないと思ったのでしょうか「すいません、牽きますよ!」と声が。

いや、いい、そこにいてくれ。

とはさすがに失礼かな、とも思ったので「大丈夫だよ!ペース同じくらいだから一緒に行こう!」と声をかけて、ここからランデブーが始まりました。

つづら折りの区間に入り、曲がる際に後ろを確認すると、5人くらい引き連れて走っていた場面もあったのですが、少し走るとすぐ2人に。

なんだ、俺調子よかったんじゃん、気づくのが遅い。

残り3km「標高上がってきたからパワー出ないよ!焦らずペースでいこう!!」

残り2km「ここ我慢だよ、耐えるとこだよ!」

残り1km「維持見せようぜ!ラスト1km!!」

と、声をかけながら。

相手を励ましてるように見せかけて、自分に言い聞かせて。

1kmを切ったところで「ありがとうございます!たくさん牽いてもらって」と話かけてもらったので「こちらこそありがとう、一緒に走ってくれて!もう一気に行っちゃっていいよ!」と最後に話をして、彼はラストスパートという言葉がピッタリと当てはまるようなペースアップをして、ゴールまで駆け上がっていきました。

あぁ、あそこまで力残せてたなら、牽いてよかったな、そう思いながら後ろ姿を見送りました。

と、このまま力尽きるわけにもいかないので、ゴールまで残った力で少しづつパワーを上げていって、ギリギリで耐えて。

長いようで、あっという間だった時間が終わりを告げました。

公式記録、64分28秒での完走でした。

自己ベストを約1分20秒更新!

一般男子B部門、262人中21位

◆終わってみて◆

思うように調子が上がらなかったり、自分の走りができないと感じる事も多いのですが、こうやって自己ベストのタイムが出ると、達成感すごいですね。

前回よりも体重は絞りきれませんでしたが、次はもっと絞り込めば、もっといいタイムが出せるということの裏付けなわけで。

前回出たときも思いましたが、本当に地元の方々の応援が嬉しくて、キツイ中でも応援が聞こえると力が湧いてきます。

地元に根付き、暖かい、素晴らしい大会だと思います。

運営の方々、まだまだコロナ禍が続く中で、感染症対策を徹底して開催してくださり、ありがとうございました。

地元の皆様、暖かい声援、力になりました、ありがとうございました。

一緒に参加してくれたチームメイト、レース中一緒に走ってくれた見ず知らずの方、ありがとうございました。

また来年、出場します、よろしくお願いします。

 

◆レースデータ◆

Time:1:04:28

Dis:20.8km

AV.Sp:18.8km/h

MAX.Sp:34.1km/h

AV.HR:175bpm

MAX.HR:183bpm

AV.Cad:92rpm

AV.Pw:338w

MAX.Pw:541w

NP:342w

EG:1,310KJ

 

【順位】

21位(一般男子B・262人中)