Ken Murata のレースレポ

Instagramから避難させました、主にレースレポです

2022.5/15「加須こいのぼり杯 第17回タイムトライアル・ロードレース大会」16-39歳

待ちに待った日がやってきました。

自分の中で大きな目標としている、加須TT。

今年は数年ぶりに「こいのぼり杯」として開催され、自分の気合も最高に入っているレースの1つでした。

果たして結果は……。

 

◆当日まで◆

前回のひたちなかTTからちょうど10日なので、ビルドアップというよりかはいつもと同じ強度でメニューをこなして、調子を落とさないようにすることをメインとしました。

15分SSTしたり、10分にして4本やったり

乗れば乗るほど調子が上がる、のは実感としてありますが、疲労を溜めてしまうことにも繋がるので、しっかりと休息を入れつつ強度を落とさずの塩梅でトレーニングを続けました。

気合いを入れてバーテープを巻き直し
チェーンも完ピカに

験担ぎでレース前日のステーキ肉


◆当日◆

当日マイボディ
前日レスト&しっかり食べるので体重は増える

数値的にはこんなコンディション
FORM高め

加須までは近いので、5:30起床、6:30出発、トイレストップ1回で7:40頃に到着。

前日の午前中まで降り続いた雨を懸念して、今回は初めて受付近くではなくカスリーン公園に車を停めたのですが、受付近くでもよかったみたいです。

朝はオートミール+あんこ
特別なものは食べずいつもどおり

カスリーン公園から受付を見る
自転車じゃないと地味に面倒な距離

公式より画像拝借
いつもは受付近くに車を停めるのですが
前日まで雨だったので今回はカスリーン公園に

今回で5回目となるので、時間配分も余裕がありまして。
到着してからのんびり準備して、受付して、ゼッケンもそれほど焦らず装着して、アップも2回に分けて、などなど。

アップの準備

前回のひたちなかTTではアップ不足で終わってからの足へのダメージがえげつないことになりましたが、今回はしっかり軽い強度から時間をかけてしっかり踏むところまでできたので、準備は万全と言ったところ。

ローラーだけではなく河川敷のアップ区間も少し走って、スタートラインに立ったのでした。

機材に変更点なし

◆作戦◆

勝手知ったる加須、以前はパンクリスクがある区間などあったのですが、それも今は解消されていて走りやすくなっています。

作戦は、掛かり、ガンガンいく、ペース配分ができる最大限度で走る。

年代別も今回で3度目の挑戦、過去2回はいずれも3位、今回こそは優勝したい。

コースコンディションとしたら、水溜りが少しある程度、風が少し厄介かな、という感じ。

過去4回は全て北風で、往路が向かい風復路が追い風、というシチュエーションだったのですが、今回は逆の南風。

今までにない風向きで、これがどう影響してくるか、という懸念はありました。

公式より画像拝借
普段は画像上からの風が今回は下からの風に

◆レース中◆

第3出走でスタート。

予想どおり追い風が強く、スタートしてすぐに50km/h近い速度に。

埼玉車連公式Facebookより拝借
スタート直後

前回の加須TTではNP328wで走りきっていたので、今回もそのくらいに落ち着くのではなかろうか、という考えで、頭を下げつつパワーメーターの数値を見つつの走り。

往路も半分を過ぎたあたりで、30秒間隔でスタートしていた前走の2名を抜き先頭へ。

先導バイクを視界に入れながら走ればいいだけなので、だいぶ気がラクになりました。

埼玉車連公式サイトより拝借
往路での走り

12分30秒ほどで折り返し地点へ、平均で48km/hにいかないくらいの速度。

そこから少し北東に向かうのでその辺りまではよかったのですが、そこから一気に向かい風に。

場所によっては40km/hの維持も難しく、頭を上げないように走るので精一杯。

今までだったら折り返し地点と言いつつ半分以上終わっている感覚だったのですが、これまでとは逆の風により、後半が長く感じる展開に。

段々と重くなっていく足と共に、精神的にも詰められていきました。

埼玉車連公式サイトより拝借
復路での走り

いつも15km付近で少し垂れてしまってから盛り返す、という走りをしてしまうので、今回はパワーを落とさないように我慢して。

Photo by はしもととおる 様

27:11:05でゴール。

平均時速44.1km/h

 

◆2大会続けての◆

8秒差、2位。

ただ、いつもはTTで負けると、あそこはこうするべきだったとか、もっとここは踏めたんじゃないかとか、そういう後悔的なことを考えるんですが、今回はそうでもなく。

走った後にグダグダ考えられないような走りをしよう、と決めて、そんな走りができたからだと思います。

2位

良かった点を挙げると、まずしっかりとフォームを固定できたこと。

後半になっても崩れることがなく、どのタイミングで撮られても同じようなフォームで走れていたのは、よかった点かと思います。

photo by はしもととおる 様
どのタイミングで撮ってもフォームが大きく崩れていない

また、毎回パワーが落ちてしまう13~15km付近でも維持できたのもよかった点です。

前回と比べると平均パワーは3wほど落ちてしまっている上に平均速度も下がってしまっているのですが、風向きや強さが違ったことと、気温も前回とは違うので、そこまでしっかりと比較するよりかは誤差程度に考えておいたほうがいいかと。

パワー+心拍数の図
全体的に一定で走れている

ただ、結果的に速度とパワーが落ちてしまっているのは事実なので、まったく気にしないというわけではなく、対策もしていこうとは思っています。

 

◆終わりに◆

勝つことを視野に入れて腹をくくって走りましたが、結果的に勝つことはできなかったわけで。

悔しい気持ちよりも、どこかフワフワしているような、全力を出し切った後の抜け殻のような、何も残っていない感覚になりました。

ただ、ここで終わりではなく、前回より順位を1つ上げることはできたので、次回こそは、またもう1つ順位を上げたいと思います。

開催していただいた埼玉車連様、運営スタッフの方々、ありがとうございました。

また秋に開催されることを願って。

 

◆レースデータ◆

Time:27:11:05

Dis:20km

AV.Sp:44.1km/h

MAX.Sp:52.6km/h

AV.HR:178bpm

MAX.HR:181bpm

AV.Cad:91rpm

AV.Pw:325w

MAX.Pw:516w

NP:326w

EG:531KJ

 

【順位】

2位(11人中)

2022.5/5「第1回ひたちなかタイムトライアル」40km TTバイク部門

2022年はタイムトライアルの年!

というワケではないのですが、TTバイクを走らせる上で、まだまだ足りないものが多すぎる、と思っているのは確かで。

そういう意味では、今現在、TTに対するモチベーションが高いのも事実です。

そんな中、ひたちなかTTが初開催され、手応えを掴むと同時に反省点も浮き彫りになりました。

 

◆本番まで◆

前回のレースは3/20のしろさとTT、ではあったのですが、実は4/2の袖ヶ浦チャレンジに向けて用意していました。

ですが、当日会場まで行って、コースと風、さらには仕事が繁忙期で無理ができない状況下ということで、DNSにしたりしてました。

そこからだいたい1ヶ月、これと言って特段力をいれたこともなく、いつものようにSSTやったり強度が低くなりすぎないように走ったり、個人的にいつものメニューを。

15分間SST
毎回思うけどこれSST以上の強度な気がする

TTバイクでZwiftをするときは画面内でもTTバイク

4月から仕事が繁忙期に入ってしまうので、なんとか時間を見つけつつ、最悪でも調子を落とさないように意識していました。

そして前日夜は験担ぎでステーキ肉
正直これ意味ないと思ってます

 

◆当日◆

当日朝のマイボディ
前日と前々日の過食で減量なんて吹き飛びました

4:00起床、5:00前には出発、ひたちなか海浜公園の渋滞を回避して、運営から前もって連絡をもらっていたルートで6:40ごろ会場到着、少し開場まで待機。

運良くトイレの近くに車を停めれたので、トイレに行ってからすぐに受付へ。

40kmの部は午前と午後に分かれてたのですが、午前の部は開場からスタートまで1時間半しかない上に、スタート時間の10分前(8:20)に集合となっていたので、急がなければいけないわけで。

公式サイトより拝借
当日のタイムスケジュール

苦手なゼッケン装着もなんとか急ぎ足で

バタバタしつつ、アップも10分軽く回すしかできず、急いでスタート地点へ。

忘れ物をしなかったのは幸いでした。

バイクはいつもと同じ仕様
サイコン含めると8.9kg

◆作戦◆

前回のしろさとTTよりも10km短いので、パワー、速度、共に上げれるでしょう、という考えでした。

具体的な数値的には300w、平均時速的には42km/h〜43km/hくらいで走りたいので、1時間はかからない、55分はかかるね、って感じで。

サドル位置も見直して、2mm下げて4mm引いたのですが、これがなかなかにハマり、肩周りの柔軟性も重視し、恐らくフォームもよくなっているのではという手応えがありました。

また、今回からウェアも新調し、上下の2ピースではなくセパレートワンピースに。

これで空気抵抗もある程度は減らせるのでは、と目論んでいました。

新しいセパレートワンピースでお腹もすっきり
パールイズミ

◆レース中◆

第2走者としてレーススタート。

大抵TTのときはスタートしてすぐは踏みすぎてしまうので、少しずつペースを作っていく。

試走は時間の関係でできなかったのですが、道幅は広いし路面コンディションもよく、とても走りやすい印象。

風は少しあるけど、そこまで強風でもないのであまり影響ないかな、って程度。

前回のしろさとTTのときみたいに時間によって風向きが変わるとかだったら困ったんですが、そのようなこともなく、追い風区間と向かい風区間がハッキリとしていて助かりました。

公式サイトより画像拝借
逆時計回りの1周5kmを8周
ホームストレートと第3第4コーナー付近が向かい風
バックストレート後半に高架下をくぐるアップダウンあり

スタートして2周くらいはよかったのですが、3周目くらいからパワーが出なくなる。

自分の感覚よりも5wくらい低い気がする、こんなもんなんだろうか?

ラップタイムを確認すると、じわじわとタイムが落ちている、あんまりよくないなぁ。

と思いつつ走り続け、終わってから確認するとやはりパワーが右肩下がりで、最終周だけ少し頑張った感じに。

レース中の全体的なグラフ
最終周のペースをずっと維持したい

もちろん他の走者の方々もいらっしゃるので、追い抜く際やそこそこ集まってしまっていたときは注意しましたが、できる限り頭の位置を下げて肩を狭めることを意識して。

あとは自分のケイデンスとパワーを維持して、踏みすぎないようにギアの選択をしっかり見極めたり、自分の走りに集中しました。

公式より拝借
前から見たフォームがかなり改善されている

その後は40kmなので補給もせず、1回ドリンクを口にした程度でゴール。

公式タイム、56分17秒で全体5位でした。

40km TTバイク部門 リザルト

◆レース後◆

レース後に最初に思ったことは、もう少しアップがしたかったなぁということでした。

車まで戻ってきてバイクから降りてみると、まともに歩けなくなっておりまして。

アップ不足からハイペースを保って走り続けたわけなので、自分の予想以上に足にダメージがきていたようです。

ただ、開場からスタートの時間までは全員同じなので、もう少し手際よくしてアップの時間を作るべきだったな、と思っています。

欲を言えばあと30分開場を早くしてもらいたいな……。

毎週ごとのデータ

終わってみてから見返してみると、やはり3周目以降は少しずつパワーもスピードも落ちていたようです。

7周目辺りはゴールが見えてきていたので、そこまで踏まなかった印象はなかったのですが、1番よくないパワーとラップタイムになってしまっています。

最終周や、1周目2周目くらいのペースで最後まで走りきりたかった、というのが雑感です。

面白かったのは、前回のしろさとTTと比べて、平均パワーは全く一緒なのに平均速度が上がっていたことです。

50kmと40kmで平均パワーが全く同じなのは正直あまりよくないと思うのですが、それでいて平均速度が今回0.4km/h上がっていました。

新しいフォームやポジション、ウェアを導入したことが、スピードアップの要因になったのだと思います。

 

◆最後に◆

加須TT前の前哨戦の調整レース、というつもりは全くなく、自分なりに考えてできる限りを出したレースでした。

反省点も見えたので、反省して終わりではなく次に繋げていきたいと思います。

とてもよいTTレースでした、もし次回があれば是非とも参加したいです。

開催していただきまして、運営ならびに主催の方々、ありがとうございました。

参加賞のレトルトカレーはその日のうちにお昼ご飯になりました

◆レースデータ◆

Time:56:17

Dis:40km

AV.Sp:42.8km/h

MAX.Sp:55.1km/h

AV.HR:175bpm

MAX.HR:179bpm

AV.Cad:94rpm

AV.Pw:293w

MAX.Pw:549w

NP:293w

EG:990KJ

 

【順位】

総合5位(22人出走)

2022.3/20「第3回しろさとTT200」50km部門

前回の第2回大会に参加して、コースの走りやすさや運営スタッフの方々の気配りに感銘を受け、必ず次回も参加しようと心に決めてから早4ヶ月。

その次回が早くもやってきてしまいました。

前回は走りに反省点も残ったので、その反省を活かしつつの走りをしようと意気込んでの参加でした。

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◆本番までにやったこと◆

前回のレース川島町クリテリウムから約1ヶ月、一旦ロードバイクは部屋の奥のオブジェと化し、Zwiftや実走でもTTバイクに切り替えました。

基本的にはFTP強化の為にベース走やSSTをメインとして、スマホで動画撮影をしながらのフォームチェックなどを。

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SSTや10分走、スマホでフォームチェックなど

以前にTTバイクでトレーニングをしていた頃と比べて、少し心拍数が高めになっていたのは気になりましたが、どちらかと言うとパワーが持続できるかどうかの方が重要視していたので、そこまで深くは考えていませんでした。

また、Zwiftでトレーニングをする際に、本番を見据えてコンパニオンアプリを起動しているiPhoneの位置を低くし、実際に走る際の目線の先に置くようにしました。

これは実際にやってみると結構効果があった気がします、できるだけ頭を下げて走りたいのは誰もが思ってることだと思うので。

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DHバーの奥にiPhone

 

◆前回から変えたこと◆

前回のしろさとTTから4ヶ月、大幅に変えた部分も、ほんの少し変えた部分もあります。

まずはポジション、ようやくTTバイクに身体が慣れてきた感もあったのと、加須TTの際に撮影していただいたフォームを見るにまだまだ上体が高かったので、一気に低くしました。

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-17°の水平ステムから、一気に-30°のステムへ

UCIの規定に引っかかってしまうため、これ以上遠くはできないのですが、低さは低くすることができるということで、ステムの角度を低くし、DHバーの高さ調節のスペーサーも抜きました。

それでも少しでもDHバーを遠くに感じたい、のでDHバーの握り方も試行錯誤し……。

関連して肩周りの柔軟を空いた時間でするようにはしていましたが、効果があったかは謎です。

ウェア関連で言うと、シューズを昔使っていたフルカーボンソールのものにしました。

相当昔に買ったもので、ソールが固すぎてすぐに足が痛くなってしまい、まだ履ける状態だったのですが、他のメーカーに変えてしまったものです。

長い距離だとダメだけど、TTならいけるのでは?剛性もあるし。

ということで試してみると、なかなかいい感じ、採用。

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トライアスロンシューズではないので紐

ヘルメットも付属のバイザーを取り外し、サングラスをすることにしました。

付属のバイザーは内側に特殊な加工がされており、すぐに汚れる上にその汚れが落ちにくくモヤがかかったような見え方になってしまい、汗もたまりやすい構造になっていました。

空力上ではいいのかもしれませんが、熱もこもりやすかったので、外して普段使っているサングラスにすることに。

実は事前に試すタイミングがなくぶっつけ本番だったのですが、かなりよかったです。

あと細かいところだと、前回11月よりも気温が低かったのでレッグカバーを着用していたこと。

それとグローブをエアロ仕様にしていたこと、くらいなのですが、グローブは正直普通ので良かったかな……。

 

◆作戦◆

ものすごく大雑把に、300wでいこうと。

前回、280w目安にして走って、だいぶ体力が余ってしまったので、それを見越しての300wです。

また、前に走者がいないことを確認できたら、できるだけ頭を下げること。

当たり前のことですが、まだ意識しないとできないことでもあります。

そして前回の反省から、上りはダンシングでいこうと決めました。

実はそこそこ擦れて痛かったんです、ドコがとは言いませんが。

考えてみれば、1時間ずっと座りっぱなしで足を回しているわけですがら、擦れるわけです。

本当はシッティングの方がいいのは分かっているのですが、保安維持のためにも登りでダンシングをしていくことを意識しました。

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スタート/ゴール前の登りでダンシングしている様子
しろさとTT公式画像より

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公式よりコース図拝借&前回より使い回し、赤が登りで青が下り

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いつものゲン担ぎで、前日の夕食はステーキ肉を

◆当日◆

4:30起床即不調確信。

実は数日前に体調を崩しており、本番直前の調整が思うようにいってなかったので、不安ではあったのですが。

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当日のCTLと体重など
レース前1週間がうまくいかなかった……

体重も思ったより落ちず、CTLはズルズルと右肩下がり。

いやぁ、これどうしようもできないな、走るしかないけど。

ということで7:30ごろに駐車場に到着。

予想どおりではあったのですが、駐車場が芝生だったので、前日の雨で沼状態。

一部完全に泥で、一瞬で靴下がグシャグシャになってしまいました。

今度からスペアのソックスを持っていこう……。

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駐車場は泥と沼

受付を済ませて、マイペースにアップを開始。

まだ時間的に寒かったので、18分かけて徐々に上げていってラスト2分は流して、計20分。

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パレードランがあるからか、そんなにアップしている人は多くなかった印象

パワーが出てないのに心拍数が高め、体調不良&乗り込み不足が表れてますな。

トイレも済ませてスタート、1周パレードランからのリアルスタート

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珍しくゼッケンの装着はスムーズに

 

◆レース中◆

TTのレースはスタート直後は少し突っ込んで、そこから徐々に自分のペースに落としていって。

という形にいつもしているのですが、今回は心拍数が高い。

う〜ん、やっぱり調子よくないし乗り込み不足で心拍数上がりやすくなってるなぁ、後半大丈夫かなぁ、などと考えてました、まだ1周目だったんですが。

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今回の仕様
機材変更はステムのみ、あとは諸々の高さや距離を

そして3周目辺りで気がつく、風向きがおかしい。

前回もそうだったのですが、このコースは季節柄ホームストレートが追い風になって、バックストレートが向かい風になりやすいコースで、今回もそれに当てはまっていたのですが、周回によってはホームストレートの追い風が弱く、速度が伸びない現象が起こっていました。

走ってる最中にチラ見した程度ですが、追い風に乗っていた時は50km/h出ていた場所で、45km/h程度しか速度が出ていない場面もあり、正直そこまでタイムが出ないのではないか、と感じていました。

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全体の速度とパワー
特に6周目、8周目、9周目の
ホームストレートの速度が伸びず

基本的にパワーを中心にペース配分はしますが、速度を軽視しているわけではないので、調子の悪さも相まって若干の不安が。

さらに300w目安で走ってはいるものの、後半になってパワーのバラつきが出始め、さらに不安が。

ただ、今回は余力を残したりはせずにゴールできました、おそらくあれ以上のペースは難しかったと思います。

公式タイム、1時間12分19秒。

 

◆レース後の反省◆

ゴールした際に、あれ前回は1時間17分だったっけ?

という感覚だったのですが、前回は1時間11分台で、前回よりもタイムを落とす結果に。

ただ、前回はNP285w、今回はNP293wで走っており、さらに前回よりもフォームやポジションを見直して空力的にも速くなっているはず。

にもかかわらずタイムを落としていることについて、いろいろと考察してみました。

 

1・風

→ やはり風の影響はあったと思います。

風向きもそうですが、時折風の強弱の差が激しくなり、速度の維持が困難になる場面がありました。

今回は50kmの後半、Bスタートでしたが、もしかしたら前半Aスタートだったら少しコンディションも違っていたかもしれません。

というのも、Bスタートの方々は風のことを口にする方が多かったのですが、Aスタートの方々からは風の意見が聞かれなかったからです。

とは言え、走っていない時間帯のことは分かる手筈もないので、あくまでそうなのかな〜って程度ですが。

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タイムラップ
4周目はホームストレートもバックストレートも
速度が伸びてない

2・コース上の人数が少ない

→ あくまでドラフティング禁止、ではあるのですが、コースを周回するようなレースだと、空気の流れができて速度が上がる、というのはよくある話で。

今回の50Km部門はスタートの時間帯が2つに別れたため、コース上の人数が減っていて空気の流れが前回よりも悪くなっていたことが考えられます。

実際、人数が少なくなっていて格段に走りやすくはなっていたのですが、速度が上がる要素は減っていたのかな、と。

 

3・気温が低い

→ あくまで前回と比べての話ですが、気温が低かったです。

今回はレッグウォーマーを装着し、それが最後まで暑いと感じなかったので、装着したこと自体は間違いではないのですが、やはり気温が下がると速度は伸びにくくなります。

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実際は7℃ほどだったようです

4・実はよくないフォームになっていた

→ 横からの画像がないので完全に推測ですが、実は前回よりもよくないフォームで走っていた、という可能性も無きにしも非ず。

ただ、ポジションやフォームも見直し、前回よりもパワーを出せている状況ですので、たぶん違うかと。

直前の調整不足でCTLはだだ下がり、Garminの計測によりVo2Maxも近年最低値を叩き出していたので、フィジカル的にはとてもよくない状況であったのは間違い無いのですが……。

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非常にカッコよく撮っていただいた1枚
前回は1枚も公式画像がなかったので素直に嬉しいです

と、いろいろと考えてはみたのですが、結局のところ、調子が抜群だったとしても、順位は変わらないかと。

総合順位5位入賞という結果でしたが、そこから上の順位の方々とのタイム差が大きく、調子の良し悪しで大きく順位変動はしないと思うからです。

タイムが伸びなかった考察をいろいろとしましたが、仮に調子が良くても、これ以上の結果は望めないと思います。

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デジタル記録証とリザルト
2分差はコンディションではひっくり返せない

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そしてリアル賞状

◆最後に◆

レース後に車まで戻っていると、声をかけられ。

なんとこのブログを読んでくださっている方でした。

いやぁ、こうやって公開していて言うのもアレですが、本当に読んでくださっている方もいらっしゃるんですね、ありがとうございます。

備忘録として書いているところもあるので、そこまで読まれている感覚もなかったのですが、しっかりと考えていかないといけないなぁと思う今日この頃です。

特にTTなんて1人での戦いなのでレース展開も何もないのですが、できるだけ感じたことやレース前後で何をしていたかなど、書いていければいいかと思います。

今回は個人的に難しい部類に入るTTだったと感じてはいますが、それはパワーが上がっていたりフォームを見直したにも関わらず、タイムが落ちている現状があるからです。

マージナルゲイン、ではありませんが、少しずつ細かいところを見直して、1秒でもタイムを縮めていけたらと思います。

最後になりますが、開催していただいた主催様、当日気を配っていただいたスタッフの方々、ありがとうございました。

次回も参加したいと思います、よろしくお願いします。

また、画面の向こうのこの記事を読んでいただいた方々、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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トライアスリートの方々はバイクの後にランをする方々が大勢
よく走れるな……

 

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次は横からも撮っていただければ幸いですが、今回は全体的に公式の画像は
横からの画像が少なかった気が

◆レースデータ◆

Time:1:12:19

Dis:51km

AV.Sp:42.4km/h

MAX.Sp:53.2km/h

AV.HR:176bpm

MAX.HR:181bpm

AV.Cad:90rpm

AV.Pw:292w

MAX.Pw:533w

NP:293w

EG:1,261KJ

 

【順位】

総合5位(106人出走)

 

2022.2/13「第4回川島町小見野クリテリウム大会」上級

埼玉県に住んでいるのならば、できるだけ埼玉車連が主催するレースを優先的に走りたい、というのは常々思っています。

まだまだコロナ禍が続いている中で、今年も川島クリテを開催していただきました。

いろいろと自分の中でトライしたいこともあり、確かめたいこともあり、レースを動かせていけたら……という気持ちで臨みました。

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◆当日まで◆

昨年11月の加須TTから、また基礎からやり直す気持ちでベースの強化に取り組みました。

パワーゾーン的に言うとL2で延々と、実走できた場合はL3を目安に。

特にZwiftだとそうなのですが、しっかりとしたメニューをやると1度そこで気持ちが切れてしまうようで、その週の残りはグダグダと尻すぼみに乗るモチベーションが落ちてしまうことが多々あります。

それを防ぐためにも、適当にならず長時間回し続けられる強度で回すことを意識して、L2に取り組みました。

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黙々とL2

すぐに効果が実感できるわけではありませんが、昨年も寒い時期にしっかりとベースを鍛えたことによって、いざ高強度のメニューをしたときに一気に身についた感があったので、それを信じて淡々と乗り込みました。

クリテリウムでしたが、日が近くなってもインターバルなどは積極的にはやらず、数回やった程度。

でもそれのおかげで、新しい発見があったので、結果オーライかな、とも思います。

体調の方は問題なく……といけばよかったんですけど、前日から急に腰痛発症。

特に思い当たる節もなかったのですが、酷いようだったらDNSでいいかな、くらいの気持ちでいました、だって原因分からんし。

あまり腰がキツくなることって起こらないんですが、とりあえず起きてみてから考えよう、ということで22時に就寝。

 

◆当日◆

4:30起床、そこまで長いレースでもないので手軽にパンを食べて出発、腰はなんとか大丈夫そう。

1ヶ月前から取り組んだ減量は見事に失敗し、全く意味なく当日に。

CTLなどの数値もかなり低く、これだけ見たら、まぁうまくいくわけないよね、って感じ。

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当日朝の身体データ、前日に食べ過ぎた気しかしない

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そこまで数値も高くなく、年末年始の乗り込みの跡形もない

AM6:45会場着、少し早かったけど結局いつも時間が足りなくなるので、少し早いくらいがちょうどいい。

トイレに行ったりアップをしたり受付をしたり、でチームメイトも自走で到着。

そこまでバタバタもせず、用意はすんなりと進めることができました。

 

◆作戦◆

1周約3.3km、農道の中を90°曲がりながら進んでいくコース。

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公式より画像拝借、右へ左へ90°

いや、まぁ、勝てないでしょう、エントリーリストを見ても自分の脚質的にも。

まずは安全第一に、特に今回は特別ルールで試走がなかったので、序盤は注意深く走ること。

キチンと安全に走れることを確認してから、周りに合わせず自分のタイミングで動く、アタックや単独逃げをしかけてレースを動かす。

前回のレースと言ってもTTだったので、ロードレース的要素は1年前の大磯クリテまで遡らなくてはならなくなるわけで。

どう見ても周りの方が実力者なのは分かりきっているので、それこそ自分がここだと思ったタイミングで仕掛ける、というのが今日の1番のテーマ。

勝てなくても、まずは挑戦することかな、って考えでした。

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いつもの愛車、SCOTT FOIL 約7.2kg
ドロップが大きいアナトミックハンドルと、175mmクランクがお気に入り

◆レーススタート◆

バイクの先導もなく、スタートラインからのリアルスタート。

最前列に並んでいたので、コースを確かめつつ……と走っていると、前のチームメイトと少し間が空いてしまったり。

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スタートしてすぐ、3つめのコーナー / Photo:埼玉車連

すぐに後ろも追いついてきて集団に、そこまで速くないペース。

コーナーの立ち上がりは踏むけれども、そこはクリテリウムなので。

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Photo:埼玉車連

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コーナーの立ち上がりの尻たち

・2周目、寒さで指の感覚がなくなる。

アップして身体が温まって、いけるかな〜と思ってたんですけどね、ダメでしたね。

特にクリテリウムだと一瞬の変速やスピードコントロールを求められるので、これはちょっとまずいかな、と。

4周目終わるくらいになると寒さに慣れてきて指先も復活したのでよかったのですが、次からはグローブも気をつけなきゃダメだな、と感じさせられました。

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さすがに指切りグローブは寒かった

・3周目、すぐ後ろで落車の音。

ホームストレートのスタート/フィニッシュラインを超えて、第1コーナーの手前が自転車半分ほど狭くなるのですが、そこから側溝に落ちてしまった様子。

自分のすぐ後ろだったので少し驚いたのですが、落車した方も大怪我ではなかったようです。

・4周目、特になし。

自分の悪い癖だと思うのですが、特にクリテリウムになると、レース後半にならないとスイッチが入らないというか、前半でかなりもったいない走り方をしてしまうんですよね。

今回は7周だったのですが、正直4周目までは「やべ、車間空いちゃった」となることが多々ありまして。

コーナーの立ち上がりで遅れたり、このくらいで走れば大丈夫だろ、と思いつつ全然前との距離を詰めれてなかったり。

前回の大磯のときもそうだったんですよね、レース中盤までは集団の最後方でインターバルが1番ツライ位置。

今回なんかは試走がなかったのもありますが、4周目まではコーナーの最中の穴とか、枯れ草の出具合とか、いろんなところを見ていた気がします、コースに慣れるのが遅い?

もちろん技量がないのが原因でもあるのですが、もっとラクできるのになぁ、と自分で思うことがあります。

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レース序盤でいたって本人は余裕に構えてるのですが、この差はいただけない

・5周目、ようやく集中力が増してきて、集団の人数も少なくなってきた感じ。

ここいらで様子見てみるか、ということでアタック。

先頭でコーナーに侵入して立ち上がりでもう1回強めに踏む。

とまぁこんなことをして千切れていくような方々はこの時点で残っているわけないので、キレイに着いてこられる。

ただ、そこからバチバチになる雰囲気もなく、全体的に足を残したい感じも見受けられ、途中自分以外のアタックもかかったのですが、それもすぐに吸収され。

みんなスプリント狙いだったのかな、好都合。

・6周目、バックストレートからコーナーに入って立ち上がりのところでアタック。

逃げ切れるところまで、あわよくばゴールまで。

ゴールまでと思いつつ、恐らくどこかで捕まるので、できるだけ逃げれるところまで逃げる。

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このアタックで、一気に集団も小さくなった模様

正直なところ、ただFTPとパワーの絶対値が高いだけの走りをすることしかできないので、埼玉車連の上級カテゴリーのレースで勝てるとは思っていないんですよね、そんなに甘くない。

だったら相手が誰だろうと、自分ができる走りをレース中にしよう、というのが今回のクリテリウムのテーマでした。

車間が空いちゃうのは、今自分のスキルが足りないから悪い部分。

繰り返しアタックして、あわよくば逃げ切ろうと試みるのは、いい部分。

とりあえずやってみるのが大切ですからね、結果を求めるのはまだ先のことなので。

やってみて、足りないところが分かって、そこを強化していければ、そのうちできるようになるはずですしね。

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残り半周のところで捕まり、カウンターアタックがかからないのを見るに、スプリント勝負な雰囲気。

もう少し逃げたかったなぁと思いつつ、そこまでの脚もなく。

もう1回仕掛けてみても……とは頭の中にあったのですが、さすがに足がいっぱいいっぱいだったのと、残り距離も少なく前に出れず、最終コーナーへ。

集団最後尾でコーナーに入ってしまい、ヤバイと思ったときには立ち上がりで前方は踏み始めており、前に上がることもできず、そのままゴールしました。

最終的にはスプリントに参加もできずの7秒差、最後まで残った6人中6位でした。

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こちらリザルトになります


◆終わってみて◆

怪我なく終えることができたこと、自分から動くことができたこと、この2点ができたのは合格点だと思います。

確かにアタックも逃げも結果的には成功とはなりませんでしたが、何もしないよりかはいい、というのも自分の中であります。

逃げたくても逃げることができなかったことも過去にはありましたので、これから精度を上げていきたいです。

また、思ったよりもインターバル能力が落ちていなかったことは予想外でした。

思い返してみると、毎週月曜日にインターバルをやっていたり、毎週水曜日にZwiftのクリテレースに出ていた時期もあったので、その貯金がまだあったのかな、とも思いますが、1年以上前の話なので、ハッキリとしたことは分からないですが……。

毎回のことながら、スキルのなさは悪い点です。

後半になるに連れて集中力が~なんて書きましたが、それを最初からしていれば、もっと脚も残せてもっと逃げれたかもしれません。

1つ1つのコーナーでの無駄な労力が、最終的に7秒差にまで広がったのだと思います。

脚を使う場面と温存する場面をもっと明確にして、ここぞという局面で最大限に力が発揮できるような走り方をしていきたいです。

最後になりますが、コロナ禍が収まらない中でも対策をしっかりと行いレースを開催してくださった埼玉車連の方々、運営の皆様、ありがとうございました。

とても楽しいレースでした、また来年よろしくお願い致します。

 

◆レースデータ◆

Time:37:05

Dis:23.3km

AV.Sp:37.8km/h

MAX.Sp:48.4km/h

AV.HR:165bpm

MAX.HR:178bpm

AV.Cad:94rpm

AV.Pw:277w

MAX.Pw:1,110w

NP:300w

EG:616KJ

 

【順位】

7位

 

2021.11/14「第16回加須タイムトライアル・ロードレース大会」16-39歳

前週のしろさとTT200に続いて2週連続のTTレース。

春の加須TTは毎年参加していて、今年は秋も開催されると知った瞬間に申し込むくらいにはモチベーションが高いレースの1つです。

新車も導入してやる気に溢れた状態だったのですが……。

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◆しろさとTTからの1週間◆

2週連続レースなんていつぶりだろうと。

まず月曜日はフルレスト、当日は平気でも1晩寝て起きたら思ったよりダメージを受けていた、なんてことザラですからね。

火曜日は足の状態を確かめるためにもいつものSSTを、と思ったら2本目開始してすぐに終了。

思ったより疲労は残ってるらしい、けど回せる感覚はあったから調子は落ちてないっぽい?

水曜日はSST強度で10分を4本。

最近はこれをやると足の調子が上がってくるので、積極的に取り入れていております。

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レストも多めに入れてしっかりと10分耐える練習。

木曜日は用事があったのでフルレスト。

金曜日は身体を朝の時間帯に慣らす為に、早起きして朝練。

流行りのCarsonもどき、SST強度で5分レスト3分、を8本。

強化と言うよりかは調子を落とさないためにも、な感じで。

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Carson +2くらいもどき

土曜日は前日なので実走を軽く、チームメイトが付き合ってくれました。

そこまで踏まずに40kmほど、これで当日までの調整は終わり。

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短い距離かつ強度も高くなかったですが、一緒に走ってくれたチームメイトに感謝
富士山もくっきり見えました

◆当日◆

なんと数年ぶりの寝坊、AM5:30起床予定がAM5:50に。

そして明らかにお腹の調子がおかしい、身体が重い。

なんてこった、誰でも分かる絶不調だ……。

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レース当日朝のコンディション数値、ここまで落ちたかぁとは見るたびに思います

でもまぁここまで来て、少しくらい調子が悪いからと言ってDNSするような心持ちなわけもなく、AM7:00出発AM7:55着。

寝坊した時点であまりよろしくない1日になる予感はしてたので早め早めに用意を、珍しくゼッケンは1発でキレイにつけれました。

受付時の検温で38.0℃になったときはビビりましたが、結局受付前からアップをしていたことが原因で、他の箇所で計ったらキチンとした体温が表示されたので一安心。

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検温直前にアップなんてするから……

早めに用意と言いつつ、気持ちが急いていたのかもしれませんね。

その後のアップも滞りなく終わり、AM10:02、第二出走だったので30秒後にスタート。

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スタート前待機中、心拍数を無駄に上げたくないので何も考えないように……とか考えてました

 

◆レース中◆

スタート直後はスピードに乗せる為に、ダンシングからペースを上げ気味にして、少しずつ一定に。

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スタート直後のダンシング、未だに自分のTTヘルメット姿が見慣れない
Photo by 埼玉車連Facebookより

どうしてもアドレナリンのせいで踏んでしまいそうになるので、サイコンの数値と自分の感覚を照らし合わせながら。

予測どおり、往路はほんの少し北西の向かい風なので、だいたい42km/hほどで耐える走り、ケイデンスも95rpmを中心に。

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スタート後数km地点

スタートしてすぐに第一走者をパスしてからはストレスもなく折り返し地点へ、この時点では平均速度42.6km/h、ケイデンスは平均93rpm。

復路に入ってお尻中心に少し踏み気味にしていく、ラスト2kmからはギアを1段重くして低ケイデンスで踏む。

復路は平均速度46.0km/hの平均ケイデンス89rpm。

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Photo by はしもととおる 様

27分は切れなかったけど、公式タイムは27:04:32でゴール。

 

◆惜敗◆

そのままダウンを済ませて車に戻り、結果を見ると8秒差の3位。

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前回は10秒差、今回は8秒差

その順位を見た瞬間の感覚は、なんとも形容しがたいものでした。

余裕で1位だろうとは全く思ってなかったですし、簡単に1位になれるとも思ってはいませんでしたが、8秒差で勝ちを逃した事実に、反省会と言う名の言い訳探しを頭の中で繰り返していました。

もっと踏めたんじゃないか、いいラインで走れたんじゃないか、体調が良ければ、もう少し睡眠時間が取れていれば、などなど、後の祭りです。

今までもそうでしたが、絶対に勝つ!と言ったように入れ込みすぎると、ほとんどいい結果にならないので、あまり気にしないように、全力を出しきれたら、くらいの気持ちでいたはずでした。

しかし、終わってからふと、あぁやっぱりこんなに勝ちたかったんだな、と我に返り、時間が経つに連れて客観的に考えられるようにもなっていきました。

 

◆本当の意味での反省会◆

起床時の体調不良は、少なからず影響はあったと思いますが、コンディションを整えられなかったことは、反省しなければいけない点です。

勝負をする上で、スタートラインに立つ前の段階で勝負に負けているようなものですから。

また、ペース配分的に、これでよかったのかと思う点もあります。

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上の図はスタートからゴールまでのグラフになりますが、最大の心拍数が181bpmほどになっています。

過去の加須TTを振り返ると、185bpmほどまで上がっていることがほとんどであり、幾分か追い込み不足ではないかという気もします。

ただ、心拍数はそれこそその日のコンディションによって上下しますし、実際20分間の平均心拍数は過去3番目に高い数値でした。

速度も出力も大きく落ちている部分があるわけではないので、TTとしては一定ペースでいい走りができたのではないかと。

それ以上に心拍数の観点からの追い込み不足疑惑は、フォームの問題ではないかと思われます。

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上2つの画像は、終盤に差し掛かりラスト数kmの地点で撮影していただいたものです、埼玉車連のFacebookよりお借りしました。

特に横からの画像だと分かるのですが、踏もうとして無理に重心が前に行き過ぎてしまい、体幹の力が抜け、上体も頭の位置も高く、非常に空力的によくないフォームになってしまっています。

UCIのTTバイクの規定により、BBからDHバー先端までの距離を守ろうとすると、肘の位置が身体と近くなってしまいペダリング時に膝と当たってしまうので、それを回避するためにもDHバーの位置を少し高めにせざるを得ません。

サドルを後方へと動かすと、臀筋と腰に無理な負担がかかり……ということの繰り返しで、今のポジションに決定するまでに約1ヶ月半ほどかかっています。

結論を言うと、まだまだ空力的にも出力的にも、よりよいフォームで走れるのではないか、ということです。

このフォームじゃ勝てない、というかカッコ悪い。

 

◆終わりに◆

悔しいです、単純に。

わざわざTTバイクを購入したのは、TTに真剣に取り組みたいと思ったからであって。

今までは体重が重くてFTPが高めだからTT頑張ろう、程度だったのですが、これからはもっと先を目指して追求していこう、と思った矢先でした。

簡単には勝てないとは思っていましたが、いい線いくんじゃないか、と思っていたことも事実です。

終わってみたら3位でしたし、なにより思ってた以上に自分のフォームがよくなくてガッカリしました。

これがスタートだと思って、さらに精進していこうと思います。

開催していただいた埼玉車連様、運営スタッフの方々、ありがとうございました。

次は春の、こいのぼりの時期に開催かと思いますが、次こそは、の気持ちで目指していきたいと思います。

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◆レースデータ◆

Time:27:04:32

Dis:20km

AV.Sp:44.3km/h

MAX.Sp:47.9km/h

AV.HR:176bpm

MAX.HR:181bpm

AV.Cad:90rpm

AV.Pw:328w

MAX.Pw:648w

NP:329w

EG:534KJ

 

【順位】

3位(12人中)