Ken Murata のレースレポ

Instagramから避難させました、主にレースレポです

2019.6/9「富士の国やまなし Mt.富士ヒルクライム」

【この記事は、過去にInstagramに投稿した内容に加筆修正を加え再投稿しています】

 

なんだかんだ毎年参加して、毎年楽しみになってきている富士ヒル

初めて参加したときは、1時間37分でブルーのスペーサー。

昨年は1時間24分でブロンズスペーサー。

そして今年、下手したら死んでいたかもしれない大事故からの復帰を目指して、富士ヒルを目標に練習してきました。

自分の中で、とても大きなターニングポイントとなるレースだったと思います。

f:id:kenmurata:20200125171207j:plain

 

◆前日◆

午前中から会場に移動、昼過ぎに到着。

イベントを見て回って、安くなっている補給ジェル等々を買って宿へ。

用意するのが苦手でどうしても時間を使ってしまうので、もう明日の本番の準備を。

ゼッケンをつけて、明日のウェアを全部用意して。

f:id:kenmurata:20200125171219j:plain

いい感じに時間が過ぎたので、近くのファミレスで夕飯。

レース前の験担ぎ、夕飯はステーキ。

f:id:kenmurata:20200125171231j:plain

験担ぎとかステーキとか言うけれども、別に高級じゃなくたっていいし、なんならステーキ弁当とかチキンステーキとかそういう類のものでも問題ないというマイルールなので、ファミレスのステーキで十分。

あとドリアとか食べた気がする。

で、宿への帰りにコンビニに寄って朝食の調達。

納得のいくものがなかったので、コンビニを数件はしご、するけれどもやっぱり納得するものがなかったので妥協……。

そんなこんなで宿に戻り、風呂に入って21時頃就寝、明日の天気予報は雨。

 

◆当日レースまで◆

3時30分頃起床、睡眠時間約6時間半、天気は大雨。

昨日買った朝食を食べる、何買ったんだっけな、ゆでたまごと大福しか覚えてないや、着替えて会場へ。

この時点で、一緒に行っていたTackeのメンバーはDNSを決める、そして防寒具を全て前日預けの荷物に入れてしまっていたのでレインウェアを借りる、ありがとうございます。

ローラー台を持ってきてないので、駐車場からスタート会場までをウォーミングアップ代わりに走る、足は結構いい感じ。

7時25分スタートだったので、7時に会場にいればいいな、ってことでスタート会場に行き、7時スタートの選抜者クラスを見送り、さぁ自分の自転車の画像でも撮っておくかな、と思ったところでハプニング発生。

なんとサドルバッグがついたままになってる!

f:id:kenmurata:20200125171247j:plain

さすがにサドルバッグつけたままヒルクライムはしたくない、ってことで大急ぎで駐車場に戻り、車にサドルバッグを置き、大急ぎで会場に戻る。

なんとか5分前に会場に戻ってこれたが、さすがに肝を冷やした。

いいウォーミングアップになったと思おう、と心を落ち着かせていたらスタート1分前に。

今年は直前でバタバタしたな、と思いつつ、スタート。

 

◆レース中◆

f:id:kenmurata:20200125171258j:plain

初めて富士ヒルに参加したときからそうだったけど、なぜか本番はちょっと突っ込み過ぎくらいのペースで最後までいける、たぶんアドレナリン効果。

今年もそれを信じて、少し早いくらいのペースで走る。

レースとは言え選抜者クラスでない限りは24kmの個人タイムトライアルなので、ペースを崩さぬよう、身体の悲鳴や異変があったらすぐに対応できるようにしておく。

やっぱり2合目が終わるくらいまでは斜度が結構ある、ここは我慢して耐える。

するとペースが同じくらいの人がいたので、一緒に行こうと声をかけてみる。

「目標は73分くらいです!緩斜面が得意です!!」となかなか元気に自己紹介してくれたけど、富士ヒルは緩斜面しかない気がする。

まぁ目標タイムが近かったので、一緒にローテーション回して……と思っていたのも束の間、1回交代して次にこちらが前に出て、2kmも走らないうちに「キツイっす……」と言いながら千切れてしまった、嘘でしょ。

最終的に彼のタイムがどれくらいだったか、すごく気になるところではあるけど、ゼッケンナンバーも見てなかったので、どうなったかは闇の中……。

途中4合目へ向かう最中にも、協調してローテーションを組んでくれた方がいたのだが、その方は「リズム合わないようなんで行ってください」と一声かけて千切れていった。

どちらにせよ協力しようとしてくれた2名の方々、ありがとうございました。

 

◆補給◆

早ければ1時間ちょっとで終わるんだし、補給もボトルもいらないでしょ、って意見が多いけど、私はライド中は水分をたくさん摂取するので、ヒルクライムでも必ずボトルは装備していく。

なんならジェルも持っていく、たぶん身体に吸収されてエネルギーに変換される前にレース終わるけど。

で、今回はミニボトルに補給ジェル3本分を入れて少し水で薄めたものを持っていっていたのだけれど、これが原因で過去最悪の失敗をしてしまう。

4合目を過ぎて、徐々に緊張が高まっていく中で、補給をしようとミニボトルをジャージの右ポケット内で掴んだら、そのまま滑ってミニボトルを落としてしまった!

天気は大雨、標高も高く手がかじかんで動かなくなっていたが、全く気づいていなかった。

本当に指が動かなかった。

過去に富士ヒルで目の前の人がボトルを落とすということを経験していたので、自分は絶対にやらないようにしよう、と頭では思っていた。

いざ自分がやってしまうと結構ショックがデカイ、がまだレース中なので拾いに行けないし急に止まっても後ろに迷惑がかかる。

後ろめたさがかなりあったが、そのまま登り続ける。

ちなみに、下山の際に落ちてないか注視してみたが、どこにも落ちてなかった、スタッフが拾ってくれたんだろう。

あのとき後ろにいた方へ、申し訳ありませんでした。

 

◆レース後◆

そのままゴール、時間は1時間10分28秒で見事シルバーをゲット!

f:id:kenmurata:20200125171809j:plain

怪我から乗れるようになって、目標としていた大きなレースで目標を達成できて、達成感で胸がいっぱいになりました。

f:id:kenmurata:20200125171812j:plain

下山後は特になにもなく、途中のサービスエリアでカツ丼を食べてから帰宅、久々の脂質と糖質の塊が格別な味でした。

f:id:kenmurata:20200125171309j:plain

チームメンバーやInstagramのフォロワー様方に支えられて、多くの応援をいただいて、この結果が出せたと思います。

言葉の力を実感し、応援が力になることを体験しました、本当にありがとうございました。

 

◆レースデータ◆

Time:1:10:28
AV.Sp:20.45km/h
MAX.Sp:40.3km/h
AV.Cad:95rpm
MAX.Cad:121rpm
AV.HR:167bpm
MAX.HR:177bpm
AV.pw:301w
MAX.Pw:659w
En:1,274KJ

男子総合:333位(6,964人中)
男子19~29歳:97位(924人中)